「生得」と「元来」の違い・意味と使い方・由来や例文

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生得は「生まれつき持っている、備わっている部分のこと」。

生まれた時点で何かを持っている、備わっていると言えるケースで使います。

あまり有名な言葉ではありません。

元来は「初めからそうであったということ」。

何かに関して最初からそうであった、今の状態であったなどの意味で使っていくので、生得に近い意味であると評価できます。

「生得」の意味

生得とは、生まれつき持っている、備わっている部分のことです。

生まれつき何かを持っていると言えるケースで使いますが、かなり特別と言えるような要素に対して使用することが多いです。

したがって、生得という表現については実際に使用できる機会はあまり多くありません。

知名度もそんなに高くないので、そういった点は知っておきましょう。

「元来」の意味

元来とは、初めからそうであったということです。

元来に関しては、人間以外においても使うことができます。

当初からそうであったと言えるケースであれば、どういう場面でも使用しやすいので、かなり幅広く使うことができる表現になるでしょう。

生得と比べても知名度が高いので、そういった部分は特徴であると評価できるはずです。

「生得」と「元来」の用法や用例

「この才能に関しては、恐らく生得と言えるものだろう。

努力によって培った面がないとは言えないが、生まれ持ったものなんじゃないかと思えてくる状況だよ。」

「いろいろな動物に関しては本能というものが元来備わっている。

したがって、人間を含めて動物は思考によって行動するのではなく、無意識のうちに行動するケースは割とあるんだ。」

生得と元来は似ている意味の言葉

生得と元来はどちらも元々備わっている、最初からそうであるという意味で使える言葉になりますから、意味はそれなりに似ていると言えるでしょう。

ただ、生得は主に人間に対して使っていきますが、元来はそれ以外に対しても使用できるので、そういった点は違いになると言えますし、覚えておいた方がいい部分になると評価できます。

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