「出会い」と「巡り合い」と「邂逅」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「出会い」は、出合うこと、巡り合うことです。

英語では「an encounter」で表されます。

「運命的な出会い」は「a fateful encounter」です。

「彼との出会いは教会だった」は「I met him for first time at church. 」です。

「巡り合い」は、巡り合うことです。

英語では「a chance meeting」「an unexpected meeting」「an accidental meeting」「a reunion」で表されます。

「巡り合う」という意味の場合「a chance meeting」「an unexpected meeting」「an accidental meeting」です。

「再会」という意味の場合「a reunion」です。

「邂逅」は、思いがけなく出会うことです。

英語では「巡り合い」と同様に表されます。

「出会い」の意味

「出会い」は、以下のような意味です。

①出合うこと、巡り合うことです。

また、川などの合流する所です。

狂言(饅頭)に「一段の出会いじゃ」とあります。

②知り合いです。

交際です。

歌舞伎(傾情吾嬬鑑)に「四十年来のお出会いゆえ」とあります。

③男女の密会です。

④連歌・俳諧で、連衆が順序を決めないで、出来次第に付けることです。

狂言(千切木)に「其儀ならば出会いにいたしませう」とあります。

⑤双方の言い分が一致して、売買契約が成立することです。

⑥良く調和することです。

「旬と木の芽が出あいもの」のように使います。

以下のように使います。

劇的な出会い 結婚相手と出会いを夢見る 彼女との出会いは音楽界だった

「巡り合い」の意味

「巡り合い」は、巡り合うことです。

「邂逅」と同じ意味です。

以下のように使います。

劇的な巡り合い 結婚相手との巡り合いを夢見る 十年ぶりの巡り合い

<関連語>
「奇遇・きぐう」は、意外な出会いです。

知っている人に思いがけない場所で出会った時などに驚きをこめていいます。

「君とこんなところで会うとは奇遇だね」のように使います。

「鉢合わせ」は、思いがけず人とばったり出会うことです。

「とんだ所で旧友と鉢合わせする」のように使います。

「邂逅」の意味

「邂逅」は、思いがけなく出会うことです。

巡り合うことです。

以下のように使います。

十年ぶりの邂逅 劇的な邂逅 旧友と邂逅する

<邂の漢字>
字義は「あう・巡り合う」「打ち解けるさま」です。

解字では、「?(?)+解」で構成されます。

「?・ちゃく」
字義は「行きつ止まりつすること」「走る」「階段の段を飛ばして降りること」です。

解字では、「行+省+止」で構成されます。

「行」の部分は「分かれ道」の象形です。

「止」の部分は「足・歩く」を表します。

これらにより「道を行く」を意味します。

「解」
字義は「とく・ばらばらにする」「とける」「よくす・できる」「通る・通す」「易の六十四卦の一つ」「楽曲・古詩体の一段落」「文体の一種」です。

解字では、「刀+牛+角」で構成されます。

「刀で牛を裂くさま」を表し「とく」を意味します。

「出会い」 は出合うこと、 「巡り合い」は 巡り合うこと、「邂逅」は 思いがけなく出会うことです。

「出会い」「巡り合い」「邂逅」は、類語です。

「奇遇・きぐう」「鉢合わせ」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「偶然に合うこと」です。

「出会い」は、多くの場合、初めて会うことを指します。

また、「芸術との出会い」のように、相手が人でない場合にも、強い印象や影響を受けた場合などに用います。

「出合い」とも書きます。

「巡り合い」は、多くの場合、長い間会わなかったもの同士が思いがけず会うことです。

また、会う定めになっていた者同士が初めて会う場合にも用いられます。

「邂逅」は、「巡り合い」に近い意味です。

文章語です。

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