「物体」と「物質」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

物体は「世の中に存在している実体のこと」。

「実体」と言い換えると分かりやすい。

物質は「重量と体積のある物体のこと」。

「物」と言い換えると分かりやすい。

「物体」は存在していることに重点がある言葉です。

「物質」は「物体」のことですが、「質量と体積があること」に重点が置かれた言葉になります。

「物」は普通「物体」と言い、「物質」とはあまり言いません。

「物体」は見て分かる実体

「物体」は目で見て分かる存在のことで、大きさや形、色、匂いなどがあり認識できる実体を言います。

世の中のものはすべて確認が出来る物体ですが、それらが認知できないものは未確認物体と呼んでいます。

空中に浮遊するUFOや宇宙に漂う物体など人類はまだ、すべてを認知している訳ではありません。

また、目に見えない電気や電波などは認知していても普通「物体」と言いません。

大きさや形がないので「現象」と言います。

「物質」は物体を構成しているものこと

「物質」と言うと「物体」が外観なのに対して内面のことを言う言葉です。

形あるものはすべて原子や素粒子で出来ていますから、それらを意識した言葉になります。

また、精神と対峙するものと言う意味で「物質」が使われます。

「化学物質」は組成が明らかになっている物、「純物質」は一つの成分からできている物などと言います。

「物質」から出来ているのが「物体」

「物体」は原子や成分などの集合体です。

「原始や素粒子、化合物」などは物質ですから、これらの集まりが「物体」となっているのです。

「鉱石は組成の分かる物質ですが、自然界に存在している時は物体となります」「組成がよく分からないものは物体と呼び、分かれば~からなる物質と言えます」「物体は大まかな表現で、物質は細かい表現というイメージがあります」などと使います。

「物体」と「物質」とは

「物体」は世の中に実態として存在をしている語幹で認知できるもの」を言います。

大きさや形、色、匂いなどで認知します。

ですから、見た目のものと言えます。

「物質」は「精神や観念」と対峙して使う言葉で、原則、組成が分かるものと言えます。

「物体は物質の集まりとも言えます」「人間は物体・人体であり、原始や素粒子の集まりの物質でもあります」と使います。

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