浮き足立つは「不安や恐怖のために落ち着かない、逃げ出したくなる状況のこと」。
不安や恐怖が原因で冷静でいられなくなる、逃げ出したくなるといった感覚が芽生えたときに使う言葉です。
地に足がつかないは「浮かれている状況であること、落ち着きがない状態であること」。
落ち着かないという意味があるので、その点においては浮き足立つと同じ意味と言えます。
「浮き足立つ」の意味
浮き足立つとは、不安や恐怖のために落ち着かない、逃げ出したくなる状況のことです。
不安や恐怖を感じるシチュエーションであるため、どうしても落ち着かないという感覚のときに使います。
実際にそういう感覚になると、逃げ出したいという気持ちも出てくる可能性もありますけど、こういうケースは実際にありえます。
だから、浮き足立つを使う機会はそこそこあるかもしれません。
「地に足がつかない」の意味
地に足がつかないとは、浮かれている状況であること、落ち着きがない状態であることです。
落ち着きがない状態という意味があるので、浮き足立つと同様の意味を持っていると評価できます。
でも、浮かれているという意味もあるので、何らかの嬉しい状況に遭遇しているケースでも使用できると言えるでしょう。
不安や恐怖を感じている以外の場面でも使える点は特徴です。
「浮き足立つ」と「地に足がつかない」の用法や用例
「人間は不安な感情になると、どうしても浮き足立ってしまう。
でも、そういうときこそ冷静になる必要があるんだ。
そこは人生において重要なポイントになると思う。」
「明日は楽しみな試合があるから、今日のうちから地に足がつかない状況だ。
今日は興奮して寝られないかもしれない。
それくらいに楽しみと言えるんだよね。」
浮き足立つと地に足がつかないは同じような意味で使える
浮き足立つと地に足がつかないに関してはそれなりに意味が似ています。
どちらも落ち着きがないと言えるケースで使っていくことができます。
したがって、両者は同じ意味を持っているのです。
ただ、地に足がつかないについては浮かれている状況においても使うことができるため、そこは両者における違いになると言えるでしょう。