「微」と「徴」の違い・意味と使い方・由来や例文

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微は「かすかなこと、ちいさなこと」。

「微細」と言い換えると分かりやすい。

徴は「印のこと、取り立てること」。

「特徴」と言い換えると分かりやすい。

この二つの漢字は意味が異なりますが、字面が大変似通っていることから間違い易い文字になります。

「微」は「微笑・微小・微少・顕微鏡・微風・軽微」、「徴」は「特徴・徴候・象徴・徴収」などがあります。

「微」は微かなこと

「微」は「かすか、わずか、小さい」などの意味があります。

「微細なサンプル」「微少な傷」「顕微鏡は見えないものも見える」「微笑が魅力的」「微風は気持ちいい」「微力ながら」「宇宙から微弱な電波を傍受した」「微生物」「微分積分」「微塵もない」「微熱でも注意」「微罪ながら犯罪だ」「微光でも感知するセンサー」などと使います。

「徴」は印のこと

「徴」は印や取り立てることを意味します。

語源に「微」が関係をしています。

「微かに現れること」という原義から「印」となりました。

「特徴が良く表れている」「戦後、天皇は国民の象徴になった」「表徴・明徴・性徴」など。

また、「取り立てる」意味もあり「会費の徴収・徴兵制度・追徴課税・徴税・徴用工」などがあります。

「微」と「徴」は異なる語源

「微」と「徴」は字の形が酷似していますが、語源では異なるものです。

「微」は「長髪の老人を後ろから支えてゆっくりと歩く」意味があり、「徴」は「領主に税などの取り立てを行わせる」という意味になります。

語源は異なりますが、字の成り立ちにおいて関連があるように考えられます。

似たような字で「懲」がありますが、音符の「徴」と「心」からできた漢字で「悔い改める」という意味から「懲らしめる」となったものです。

「微」と「徴」とは

「微」は「わずか、少し」という意味で、「徴」は「取り立てる、印」という意味になります。

熟語は「微」では「微細・微少・顕微鏡・微風・微笑・微量・微光・微弱・微熱」などがあり、「徴」では「徴収・徴用・特徴・象徴・追徴・徴兵」などがあります。

「微」と「徴」は大変に似通っている漢字ですが、意味は異なります。

漢字の成り立ちで共通性があるように思われます。

「彳と山と攵」が一致しています。

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