どさくさは「何らかの事件や用事でごった返している状況のこと」。
たいていはそういった状況になっている隙に何かをするとか、そういうケースで使っていくことになります。
ごたくさは「種々の物事が入りまじって、雑然としている状況のこと」。
状況としてはどさくさと似ているものの、こちらは逃げるなどのシーンで使われるわけではありません。
「どさくさ」の意味
どさくさとは、何らかの事件や用事でごった返している状況のことです。
つまり、事態が平穏じゃない、慌しいという光景で使っていく言葉になります。
でも、どさくさの場合には、そういった状況において、隙を見つけて何かをするというケースで使われることが多いです。
したがって、どさくさに紛れてといった表現が特に有名と言えるのです。
「ごたくさ」の意味
ごたくさとは、種々の物事が入りまじって、雑然としている状況のことです。
表現としてはどさくさに似ているのですが、ごたくさという言葉はあまり使われないと言えるでしょう。
したがって、ややマイナーな表現であると評価できるはずです。
日常生活において、実際に見聞きする可能性はかなり低いのではないかと思われるのです。
「どさくさ」と「ごたくさ」の用法や用例
「どさくさに紛れて、このつまみ食いをした奴がいるな。
お腹が減っているのは分かるけど、夕食の時間まではちゃんと待ってくれないか。
そのときには思いっきり食べていいから。」
「いろいろな依頼を受けてしまい、どれから処理をすればいいか分からなくなっている。
こんなごたくさな状況になるなら、もっと慎重になるべきだったと言える。」
どさくさとごたくさは同じような意味の言葉
どさくさとごたくさに関しては意味はかなり似ています。
どちらも通常の状況じゃない、忙しいとか、ごった返しているなどのケースで使っていく言葉になります。
だから、そういった部分では共通と言えます。
でも、どさくさはそこそこ有名ですけど、ごたくさに関してはマイナーな言葉です。
だから、日常的に使われやすいとは言い難い面があるのです。