「撤」と「撒」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

撤は「取り除くこと、引き上げること。」

「撤収」と言い換えると分かりやすい。

撒は「まき散らすこと」。

「水撒き」と言い換えると分かりやすい。

「撤」と「撒」と言う漢字はちょっと見ただけでは同じ字に見えてしまうほど似ています。

意味は全く違うのですが、書き間違えを起こしてきた漢字になります。

現代のパソコン入力では間違えないかもしれません。

「撤」は取り除く、引き上げるなどの意

「撤」は「撤去」「撤収」と言う熟語の通り、「取り除く」「引き上げる」と言う意味になります。

「事故で道路に散乱した荷物がようやく撤去された」「失言をした大臣は発言を撤回すればよいと考えている」「評判の悪い校則は撤廃された」「ロシア軍は占領地から撤収を余儀なくされた」「ようやく撤兵が完了した」などと使います。

「撒」はまき散らす意

「撒」は「散」と同じ意味になり、水や粉、種などを拾遺にまき散らす意味になります。

語源でも「手でまき散らす」こととなっています。

「撒水が乾燥地に行われた」「農薬撒布が軽飛行機で行われている」「釣りの撒き餌」「カトリック教会では年末の弥撒(ミサ)が行われた」などと使います。

「散」と置き換えられる場合もある漢字となります。

「撤」と「撒」が似ている理由

「撤」は手偏と音符「徹(テツ)」からなる漢字で、「撒」は手偏と音符「散 (サン・サツ)」からなる漢字です。

同じ手偏を持ち、音符も似通っているために錯誤を起こしやすくなっています。

「撒収」や「撒回」「撒去」などと書きそうです。

「撒」を「撤」と書くより、「撤」を「撒」と書き間違えることの方が多いと考えられます。

「撤」と「撒」とは

「撤」と「撒」は非常に字面が似ている漢字です。

「撤」は「取り除く、引き上げる」と言う意味があり、「撒」は「ばらまく、まき散らす」と言う意味があります。

「撤」の熟語では「撤去・撤収・撤廃」、音訓は「テツ・すてる」などとなります。

「撒」の熟語では「撒布・撒水・弥撒(ミサ)」などがあり、音訓は「サツ・サン・まく」になります。

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