「土偏」と「手偏」の違い・意味と使い方・由来や例文

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土偏は「土に関係する漢字に付く偏のこと」。

「土地」と言い換えると分かりやすい。

手偏は「手の部位や手に関する動作に使われる漢字に付く偏のこと」。

「指」と言い換えると分かりやすい。

偏の形が「土」と「手」とは似てしまうので、手書きの時は分かっていても誤記してしまうことがある漢字になります。

縦棒を長く書くだけで「手偏」になってしまいます。

「土偏」は土にまつわる漢字に付く偏のこと

「土偏」は大半が土に関係しています。

明らかに土に関係している漢字は「土・地・塚・堤・城・壁・塀・堀・塁・墾・坂・墳」などがあります。

あまり関係がないのではと感じるものでも「塩・圧・塊・壊・基・均・塞・塾・堕・堂・坪・当・塗・墓・塵・塙・塑・坊・堺」などがありますが、どこかで関係しているかも知れません。

「手偏」は手に関する漢字につく扁のこと

「手偏」は手に関すること、手を使う動作を表すことなどに使います。

「?」は「手」が変化して作られています。

手の部位で「手・指・掌」、手の動作で使うと「投げる・打つ・拾う・捨てる・描く・払う・抜く・折る・招」、また、「拝む・抱く・持つ・捕える・捌く・振る・授ける・採る・捻る・掴む」などすべて手を使う漢字になります。

その他の「手偏漢字」とは

その他、手を使う動作では「掛ける・押す・握る・搾る・揺らす・擦る・摺る・摘む・撒く・撫でる・撮る」などがあります。

また、他にも「才・扱う・托す・技・抑える・批判・抽選・抹消・拡大・拙速・拒否・抵当・披露・挨拶・挑戦・捕捉・挙手・挿入・捜査・進捗・接する・探す・推挙・掲載・捜査・指揮・提案・携帯・搬入・撲滅」などがあります。

「土扁」と「手偏」とは

「土扁」漢字も「土」を意識していればキチンと書くことができます。

書きなぐりですと「手偏」と思われることがあると言うことです。

動作を表す漢字に「手偏」は多用されていますから、まず間違えることは無いと思われます。

「扁」の中ではやはり似た者同士となり、他にも「ニスイ・サンズイ、ウ冠・ワ冠、ウ冠・穴冠、行構え・行人偏」などがあります。

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