「副作用」と「副産物」の違い・意味と使い方・由来や例文

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副作用は「ある薬を使用するときに生じる、本来の作用とは別に発生する作用のこと」。

一般的には有害な作用を指すことが多く、悪影響があるようなときに使われる言葉です。

副産物は「あるものを生産する中で、同時に作られる別のもののこと」。

意図して作られたものではないものに対して使われる言葉ですが、いい意味で使われることも多いです。

「副作用」の意味

副作用とは、ある薬を使用するときに生じる、本来の作用とは別に発生する作用のことです。

想定されていない作用という言い方もできますが、一般的にはマイナスのイメージである作用に対して使っていきます。

また、基本的には薬に対して使う言葉なので、それ以外のものに対しては本来は使用しない表現になると評価できるでしょう。

「副産物」の意味

副産物とは、あるものを生産する中で、同時に作られる別のもののことです。

副産物に関しては、それ自体を作る意図はなかったものの、結果的にできてしまったものを指すことが多いです。

副産物という表現を使うときには、たいていはプラスのイメージがあるようなものが生まれたシーンが多く、それなりに役立つもの、有益なものを対象にしていきます。

「副作用」と「副産物」の用法や用例

「この薬は副作用がそれなりにきついらしい。

しかし、病気を治すためには使用しないわけにはいかない。

病気に勝つために、副作用との戦いも必要になるわけだ。」

「副産物が生まれると、なんだか得した気分になるな。

こういったものを得る予定はなかったのだが、いい意味で予定外の状況であったと言えるのではないかと思う。」

副作用と副産物は意味が異なる

副作用と副産物については表現としては似ているものの、意味は違います。

また、副作用はどちらかと言えばマイナスイメージの意味ですが、副産物はプラスのイメージの意味と評価できると思われます。

使用する場面も異なっていると言えますし、両者についてはそれなりに違いがあると言えるはずなので、そこについて覚えておきましょう。

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