「連」と「続」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

連は「個々に離れているものがまとまって連なっている様子のこと、ひきつれること、仲間のこと」。

「連珠」と言い換えると分かりやすい。

続は「途切れずに続く様子のこと」。

「続行」と言い換えると分かりやすい。

「連」は意味がいくつかあります。

「連行・連合・連日・一連」など。

「続」は「続く・続き」という意味以外はありません。

「連」はつらなること

「連」は「連なる」意味では「連続、連勝、連敗、連日連夜、関連事項、一連、連携、連結車両、連呼、連載小説、連座制、連鎖反応」などがあり、「引き連れる」意味では「連行」があり、「仲間」の意味では「連中、連、常連客」があります。

変わったところでは、紙の枚数の単位に「連」が使われ、1,000枚/1梱包のことを言います。

「続」は続くこと

「続」は「途切れないで続くこと」です。

「継続は力なり」「続々と集まる」「続行に決まる」「今年で勤続50年」「ネットに接続する」「断続的に降る雨」「連続殺人事件」「続編が楽しみ」「次々と事故の続報が入る」「来年も続投になった」「不具合が続出した」「持続可能なエネルギー」「相続貧乏」「存続が危ぶまれた」などと使います。

「連続」は続くこと

「連」と「続」とで「連続」という熟語になりますが、「連なり続く」という意味より「同じことが続いている」という意味が強くなります。

「連続時代劇シリーズは種切れか」「これで連続殺人事件になった」「連続ドラマは人気だ」「不祥事は連続して起きることがある」「二日連続で暴風雨が吹き荒れた」「数学でも連続という概念がある」などと使います。

「連」と「続」とは

「連」は連なっていること、「続」は途切れないで続いていることを言います。

どちらも「連続」している様子になりますが「連」はものの連なりを言い、「続」は物事の継続を言います。

「連」は「連動する」「連結する」「連射する」と使い、「続」は「続行する」「接続する」「持続する」「相続する」「存続する」「続出する」などと使います。

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