「もらい火」と「飛び火」の違い・意味と使い方・由来や例文

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もらい火は「他人の家の火事により、火が自分の家に燃え移ること」。

つまり、自分が直接の原因じゃない状況で、自分の家が火事になってしまうようなケースで使う言葉になります。

飛び火は「火の粉が飛び散ること」。

他人の火事が自分の家に燃え移るという意味でも使いますが、別のところで起きた問題に関して、自分にも被害が生じるという意味でも使います。

「もらい火」の意味

もらい火とは、他人の家の火事により、火が自分の家に燃え移ることです。

基本的には他人の家で火事が起きたときに、近くにいた自分の家まで火が燃え移って、巻き込まれてしまうというケースで使っていく言葉です。

こういった状況は現実的にありえるものの、そんなに多く発生しているわけではないでしょう。

でも、表現はそこそこ有名です。

「飛び火」の意味

飛び火とは、火の粉が飛び散ることです。

こちらも他人の火事が自分の家に燃え移るというシーンで使うことができます。

しかし、飛び火の場合にはそれ以外でも使用できるシーンがあり、自分に関係ないところで起きた問題に関して、自分も影響を受けるという意味でも使えるので、幅広いシーンで使用できる言葉という見方ができるでしょう。

「もらい火」と「飛び火」の用法や用例

「もらい火での火事もたまにあるが、こういった状況は本当に災難と言えるだろう。

自分に直接原因がないにもかかわらず、自分の家が燃えてしまうわけだからな。」

「あいつの問題がこっちに飛び火するのは困る。

したがって、あいつとは距離を置いておいた方がいいだろう。

できるだけトラブルに巻き込まれないように、用心しておいたほうがいい。」

もらい火と飛び火は同じ意味で使える

もらい火と飛び火はともに他の場所で起きた火事が自分の家などに燃え移るというケースで使うことができます。

したがって、両者は同じような場面で使用可能なのです。

ただ、飛び火は他のところで起きた問題が自分に影響するという意味でも使うことができるので、そういう使用シーンについても同時に覚えておく必要があるでしょう。

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