煽は「人を高揚させ一定の方向に導くこと。」
「煽動」と言い換えると分かりやすい。
導は「人を良い方向に引き付けること」。
「先導」と言い換えると分かりやすい。
「煽」は悪い方向に導くこと、「導」は良い方向に導くことです。
「一定の目的を持ち一定の方向に向けること」は共通することになります。
「扇動・煽り運転」「先導者」などと使います。
「煽」は必要以上に高揚させること。
「煽」はうちわで火を起こす様子ですから、たきつけること、必要以上に高揚させることなどの意味になります。
ある目的のために行われる行為で、大体が良くないこと悪い方向に向かわせることです。
「扇動者はアジテイターと言う」「煽は『あおぐ』の他、『おだてる』と読むこともあり、扇と置き換えることもある」と使います。
「導」は道を指し示すこと
「導」は人や物を一定の方向に向かわせることです。
「目上の人を先導する」「死者に引導を渡す導師」「新興宗教の指導者」「訓導・教導」「電気の伝導体には銅が使われる」「少女を補導した」「誘導付のミサイル」「ダイナマイトの導火線に着火」「新しいシステムの導入」「半導体が世界的に不足している」など人以外にも使われる言葉です。
「煽」も「導」も一定方向に促すこと
「煽」は「煽ることで目的の方向に促すこと」です。
「煽り運転」は「道を開けろ・先に行かせろ・いやがらせ」ということです。
「煽動者は自分の考える方向に民衆を誘導すること」です。
必ずしも良いとは言えません。
「導」は「ある方向に導くこと・誘導すること」などになります。
「人を導くこと」は宗教的な意味があります。
つまり、宗教は人を導くことです。
電気では「伝導体・半導体・導線」などかあります。
「煽」と「導」とは
「煽」は「煽ること、おだてること」です。
「煽動者は自分の考える方向に人を操る」のです。
「煽動は必要以上にたきつけること」です。
大体が自分勝手な行為となります。
「導」は「人に正しい道を教えること」ですから、宗教や葬式の引導・導師などに関係します。
ものでは電気に関係した「伝導体、半導体」などがあり、他にも「熱伝導・導入・導火線」などがあります。