預けるは「人にお願いして、自分のものを他人に保管してもらうこと」。
友達など知り合いに対してお願いすることもありますけど、赤の他人にお願いすることもあります。
銀行預金などは代表的です。
託するは「自分にはできないことを他人に任せること」。
自分の代わりにやってくれとお願いするような状況で使っていく言葉なのです。
「預ける」の意味
預けるとは、人にお願いして、自分のものを他人に保管してもらうことです。
こういったことをやったことがない人はかなり少ないでしょう。
代表的な場面で言えば、お金を銀行に預けるというシーンがありますけど、それ以外でも預けるに相当するシーンはあるでしょう。
日常的によく使われる表現なので、しっかりと覚えておいてほしいです。
「託する」の意味
託するとは、自分にはできないことを他人に任せることです。
具体的に何かを渡すわけではなく、自分の代わりに何かをやってほしいとお願いする意味になります。
つまり、その点において預けるとは違います。
託するの場合には、具体的なもの以外のものを渡すような意味合いと言えるので、そういう風に捉えておくといいでしょう。
「預ける」と「託する」の用法や用例
「銀行に多くのお金を預ける人が多いと思うけど、銀行もどこまで信用できるかは分からない。
そういう意味では、タンス預金もいくらかしておこうと思っているんだよね。」
「俺の甲子園出場という夢はどうも叶いそうにないよな。
だから、この夢は後輩に託することにしようと思う。
あいつらなら絶対に達成してくれると思うんだ。」
預けると託するは対象にするものが異なる
預けると託するに関しては、意味は結構似ています。
しかし、預けるは具体的なものを渡すときに使いますけど、託するについては具体的なもの以外、目に見えないものを渡すときに使うことが多いです。
したがって、両者はそういう部分で区別をすることができると言えます。
そこに関して、特に覚えておくといいのではないかと思われるのです。