「停」と「止」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

停は「一つの場所に止まること。」

「停止」と言い換えると分かりやすい。

止は「物事を止めること」。

「中止」と言い換えると分かりやすい。

「停」と「止」はどちらも「とまる」と読む同訓異義語です。

「停」は「とどまる」意味もあり「止」は「やめる」意味もある言葉です。

両方で「停止」となり、「動きが止まること」を意味します。

「停」はとどまること

「停」は「とまる・とどまる」という意味です。

「機械を停止する」「昔の駅は停車場・停留場」「離婚調停裁判を起こした」「停学処分となった」「停戦協定が結ばれた」「梅雨前線が停滞している」「停船命令」「不祥事で停職」「都会の大停電」「定年退職は来年だ」「電車は急停車をした」「二三日、温泉に停泊した」などと使います。

「止」は「とまる」こと

「止」は語源では「足跡のこと」。

「雨で試合は中止になった」「厳しい規則は廃止になった」「禁止事項は必ず守ること」「楽譜の終止符」「それは笑止千万だ」「どうしても制止を聞かない」「静止画と動画」「何とか阻止をしろ」「虫の侵入防止策が甘い」「核の抑止効果」「急いで止血処置をしてもらった」「列車は踏切の手前で停止をした」などと使います。

「停」と「止」で「停止」

「停」と「止」は同訓異字語ですが訓読みが同じため意味も共通しています。

「停止」と言う熟語にもなっています。

「停止」は「今まで動いていたものが止まること」です。

電車やバス、自動車などの交通機関、機械などが止まること、また、「何かの効果が無くなること」で「取水制限が停止された」「BGMが停止となった」などと使います。

「停」と「止」とは

「停」は「その場に止まる・とどまる」ことです。

「停車・停電・停学・停職・退職・停戦・停船・停泊」などの言葉があります。

「止」は「止まる・止める」という意味があります。

「中止・禁止・防止・抑止・制止・静止・終止・止血・廃止」などの言葉があります。

両方で「停止」となり「動いているものが止まること」を意味します。

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