「稼ぐ」と「儲ける」の違い・意味と使い方・使い分け

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稼ぐは「仕事をこなして、対価を得るようなケースであり、所定の給料を貰うような状況のこと」。

事前に予想できる収入のことを稼ぐと言います。

儲けるは「予想外に得た収入などのこと」。

つまり、予定していなかった収入が発生した場合に、儲けるということを使うのです。

当たると思ってなかった馬券が的中したケースなどがこれに当たるでしょう。

「稼ぐ」の意味

稼ぐというのは、毎月のサラリーマンの給料のように決まった額の収入を労働を通じて得るようなケースに該当します。

事前にいくら貰えるか?が予想しやすく、予想外の収入以外のものが一般的には稼ぐという状況なのです。

また、肉体を酷使して行う労働に対する対価という意味合いが強く、そういった意味で使われることが多いです。

「儲ける」の意味

儲けるというのは、予想外の収入に対して使われ、事前に決まっている収入ではなく、臨時収入のような意味合いが強いです。

また、一般的な労働とは違って、肉体的な負担が小さい、より楽な労働の対価として使われている側面もあり、楽して儲けるというような使い方もされることがあるので、知能労働に対する対価とも言えるのです。

「稼ぐ」と儲ける」の用法や用例

「就職をして初めての給料を貰ったが、こうして見るとお金を稼ぐことの大変さがよく分かる。

アルバイトをしていた時と比べると雲泥の差だ。

「期待していなかった宝くじが当たったことに気付いて、10万円も儲けることができて、すごいラッキーだったよ。

この10万円を何に使おうか?考えるだけでもわくわくして、夜が眠れないぜ。

稼ぐと儲けるは収入の得る経緯の違い

一般的な収入を得たときの状況は、稼ぐという表現を使うのが自然です。

アルバイト、サラリーマンの給料を得るというときには稼ぐという状態と言えるのです。

そして、儲けるというのはより楽な労働で収入を得るということを意味しており、それとは別に事前に予想できなかった収入が発生したときに使う言葉になりますから、そこが違いと言えます。

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