「逃げ込む」と「転がり込む」の違い・意味と使い方・由来や例文

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逃げ込むは「特定の場所に逃げて、身を隠そうとすること」。

追っ手から逃れるためなどの理由で、特定の場所まで逃げたうえで、そこに身を隠すという意味で使っていきます。

転がり込むは「転がるようにして入ること、期待していなかったことが入ってくること」。

どちらの意味でも使います。

後者に関しては、まさかと思えるような幸運が舞い込んでくるケースで使います。

「逃げ込む」の意味

逃げ込むとは、特定の場所に逃げて、身を隠そうとすることです。

たいていは誰かに追われているなどの理由で、隠れる場所を探して、それが見つかったときに使うことが多いです。

実際そういうシーンに遭遇することはまずないですけど、ドラマや映画などのフィクション作品では見ることが割とあるのではないかと思える状況です。

「転がり込む」の意味

転がり込むとは、転がるようにして入ること、期待していなかったことが入ってくることです。

特定の人たちがやってくるといった意味で使うこともありますが、期待していなかったことが自分たちのところに情報として入ってくるという意味でよく使われます。

この場合には、思いがけない幸運という意味合いになりやすいと言えます。

「逃げ込む」と「転がり込む」の用法や用例

「暴漢に襲われて、とりあえず今逃げているが、どこが逃げ込めるような場所はないかな。

身を隠して、あいつらをまくことができればいいんだけど、なかなかそういう都合のいいところはないか。」

「まさかこんな好条件の仕事が転がり込んでくるとはな。

フリーランスとして働いていると、仕事を得るのが大変だけど、今回は本当に運が良かったと言えると思うんだよね。」

逃げ込むと転がり込むは使用する場面が異なる

逃げ込むと転がり込むはなんとなく似ている言葉に見えるかもしれないですけど、使用する場面に違いがあります。

逃げ込むは追われているときに、身を隠す場所に入るという状況で使っていきますけど、転がり込むは期待していなかったことが自分のもとに入ってくるという意味で使うことが多いです。

したがって、そういう部分で区別をするといいです。

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