「兼業」と「兼職」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

兼業は「複数の仕事を兼ねている状況のこと」。

複数の仕事を1人の人間がこなしている状況で使いますが、仕事という単位の数え方はやや難しいところがあります。

兼職は「本務とは別に職務を兼ねること」。

意味は兼業に似ていますが、職務をどう数えるかという問題があるので、こちらもそこが難しい部分であると評価できるはずです。

「兼業」の意味

兼業とは、複数の仕事を兼ねている状況のことです。

複数の仕事を1人でやっているときに使う言葉ですが、この仕事はどういう風に数えるかがポイントになります。

本業の他に副業のような仕事をしているとしても、副業に関しては仕事ではない、つまりこれは兼業ではないと言い張る人がいるかもしれません。

だから、兼業に当たるかどうかの判断は難しいです。

「兼職」の意味

兼職とは、本務とは別に職務を兼ねることです。

意味は兼業に似ていますが、こちらも職務という単位をどのように数えるかが問題になります。

だから、兼職と言えるかどうかの判断はやや難しいのです。

自分が兼職だと思っていても、他人がそう思っていない可能性もあるので、実際にこういう表現を使用する際には注意が必要でしょう。

「兼業」と「兼職」の用法や用例

「自営業として働いていると、常に兼業のような状況となる。

俺は実際にいろいろな仕事を日々やっているが、こういう状況というのは器用さが求められるんだよな。」

「この会社は割と無理難題を押し付けてくる。

したがって、私はこの会社ではずっと兼職の状況であり、他の人間よりもきつい毎日を送っていると言えるだろうね。」

兼業と兼職は似たような意味の言葉

兼業と兼職に関しては、意味は割と似ているんじゃないかと思われます。

兼業は普通の仕事を兼ねることで、兼職は複数の職務を兼ねる状況となっているのです。

ただ、それぞれ仕事と職務の数え方に関しては難しい面もあり、本当に複数と言えるのかの判断はかなり主観的になります。

だから、そこは常に頭に入れておかないといけないでしょう。

最新の記事はこちらから