「ハス」と「スイレン」の違い・意味と使い方・由来や例文

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ハスは「大きな葉を空中に広げ大きな花を咲かせる水生植物のこと。」

「仏教の花」と言い換えると分かりやすい。

スイレンは「水面に這うように葉を広げ大きな花を咲かせる水生植物のこと」。

「モネの花」と言い換えると分かりやすい。

「ハス」は仏教と関わりの深い植物で、仏様が蓮台に乗っている姿が見られます。

「スイレン」はモネのスイレンとして有名になっています。

「ハス」は大きい葉

「ハス」は葉に特徴があります。

水中から空中に大きく広い葉を広げています。

花も薄いピンク色をしたもっこりしたもので空中に咲き、手を合わせているようにも見えます。

葉にはロータス効果という撥水効果が見られます。

根の部分は「レンコン」として食用になっています。

インドの国花でもあり仏教との関係は深いものがあります。

仏像の座る第葉「蓮華座」と呼ばれています。

「スイレン」は水面を這う葉

「スイレン」は葉に特徴があります。

水中から伸びた葉は空中に葉伸びずに水面を這うように広がります。

比較的小型になり切れ込みがあります。

水面に咲く花はとがった花弁を上に伸ばし鋭い印象があります。

モネの絵に「水連」があり特徴を良くとらえています。

「スイレン」は花も葉も水面にある植物ですから、空中に葉と花が伸びている「ハス」とは見分けがつきます。

仏教では「ハス」と「スイレン」を合わせて「蓮華」

仏教は「蓮華」という言葉を使い、「ハス」と「スイレン」を一緒にしています。

「蓮華」は「仏の悟り」を意味しますから、仏様は必ずハスの上に座っています。

「蓮華の五徳」という言葉もあり、「ハス」の有様と仏教の教えが重なることから言われています。

草花の「蓮華草」は咲き方が「ハス」に似ていたからと言われます。

「ハス」と「スイレン」とは

「ハス」は葉や花を水面の上高く展開している水生食物です。

花が開くと花の中心に「ハチの巣」の様なものが現れることから「ハチス~ハス」となったものです。

「スイレン」は水面に展開する水生植物です。

葉も花も水面にへばり付き、空中に葉伸びませんから容易に「ハス」とは区別がつきます。

「ハス」も「スイレン」も仏教と関係が深い植物となり、「スイレン」はモネの油彩画でも描かれています。

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