ハープは「大型の竪琴のこと」。
「大竪琴」と言い換えると分かりやすい。
ライアーは「小型の竪琴のこと」。
「小竪琴」と言い換えると分かりやすい。
「ハープ」は大型の竪琴でペダルもある本格的な楽器です。
オーケストラにも使用され、プロのハープ奏者も存在します。
「ライアー」は近年に創られた小型の竪琴のことで、弦は金属になりますから、ハープのナイロン弦とは音色が異なります。
「ハープ」は大型竪琴
「ハープ」は47弦が標準です。
「グランドハープ」は高さ2メートル重さ40キロになりますから肩に寄りかけて演奏します。
ペダルは半音調節ができるものです。
「ハープ」には他に小型の「サウルハープ」や「アイリッシュハープ」「アルパ」などがあります。
ペダルのないものはレバー操作で半音上げるタイプになります。
ペダルもレバーもないタイプもあります。
「ライアー」は胸に抱えて演奏する楽器
「ライアー」は「ハープ」に似ていますが、弦の種類も弦の本数も異なります。
胸に抱えて演奏をします。
「リラ」とも言い25弦や28弦があります。
「ライアーまたはリラ」は古代ギリシャに存在した竪琴が元になっています。
国により呼び方も変わります。
英語は「ライア」、ドイツは「リュラ」、イタリアは「リラ」と言います。
日本では「ライアー」と呼んでいるようです。
「ハープ」も「ライアー」も歴史が古い楽器
「ハープ」の起源は弓に求められます。
弓の弦をはじくと音がしますから、そこから生まれたと考えられています。
「ライアー」の起源も古く、古代ギリシャや神話の世界に登場する竪琴が源流とされます。
似た楽器で同類と考えられますが、たどった歴史は異なります。
「ハープ」は「グランドハープ」やアイリッシュハープ」になり、「ライアー」は様々な名前とバリエイションがあります。
「ハープ」と「ライアー」とは
「ハープ」は「グランドハープ」のように大型のものがあり、弦も47本とペダルがついていますから、ピアノの様に引くことができますし楽譜も似ています。
しばしばオーケストラで演奏され、「パープ」のための独奏曲や協奏曲もあり、プロの奏者もいます。
一方の「ライアー」は竪琴に似た、ハンディタイプの琴のことです。
エンゼルが持っている琴をイメージします。
ちなみに琴座はライアと言います。