「おかゆ」と「雑炊」と「おじや」と「リゾット」の違い・意味と使い方・使い分け

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「おかゆ」とは生米を煮炊きして作った柔らかいお米の料理です。

「雑炊」とは炊いたご飯を煮込んで作ったお米の料理です。

「おじや」とは基本的には雑炊と同じものですが、雑炊とは違う、独特の定義がある地域もあります。

「リゾット」は生米をバターやオイルなどで炒めて白ワインや味の付いたスープで炊いたイタリアの料理です。

「おかゆ」の意味

おかゆとは、生米に水を加え、土鍋等で煮て作る柔らかいお米の料理のことです。

消化がとても良いので、赤ちゃんの離乳食や老人の介護食、病中、病後の療養食に用いられます。

また、修行中の禅僧の食事にもふるまわれます。

さつまいもを入れた芋粥、お茶で炊いた茶粥など、バリエーションがあります。

味付けは主に塩のみです。

「雑炊」の意味

おかゆが生米から作るのに対し、雑炊は炊き上げたご飯を水で洗ってから煮込んで作ります。

味付けには醤油、味噌、だし汁などが用いられ、季節の野菜やたんぱく質など、具材を共に調理することが多いです。

「雑炊」という名前は「増水」に由来しているという説があり、かさを増したもの、という意味が込められているようです。

3つ目「おじや」の意味

おじやは雑炊とほぼ同じものを指す場合が多いようです。

しかし雑炊とは違うものとする定義を持つ地域もあります。

ある地域では、炊き上げたご飯を洗わずに煮込んだものを「おじや」と呼びます。

「おじや」という名前の由来は、はるか平安時代にまでさかのぼり、宮仕えの女性たちがお米を料理するときの音から生まれたともいわれています。

4つ目「リゾット」の意味

リゾットとは、生米を炒め、バターや各種オイルで炒めた後、スープやワインで柔らかく炊き上げたイタリア料理を指します。

イタリアの定番料理ですが、日本でも大変人気のあるメニューです。

リゾットに加えられる具材は、魚介類や各種野菜、キノコなどです。

雑炊に比べて、炊き上げるときに加えられる水分量は少なく、少し芯のあるくらいが美味しい出来上がりといわれています。

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