「のりしろ」と「のびしろ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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のりしろは「を付けるための余分な個所のこと、遊びやゆとりのこと」。

「ゆとり」と言い換えると分かりやすい。

のびしろは「まだ伸びる余地のあること」。

「可能性」と言い換えると分かりやすい。

「のりしろ」や「のびしろ」などの「しろ」は余分なスペース、余地のことを言いますが、「ゆとり・余裕・可能性」という意味で使う場合があります。

「のりしろ」はを付ける箇所のこと

「のりしろ」は「糊代」と書き、糊を付けて貼るための場所のことで、本来の寸法以上の必要なスペースのことです。

「袋貼りには必ず必要な糊代を前もって取っておくことを忘れないように」「羊羹容器の背の部分は『のりしろ』です」「『のりしろ』はどのような形の封筒にも必要なものです」。

また、「余裕」という意味で使うこともあります。

『のりしろ』のある計画を立ててください」などと使います。

「のびしろ」は可能性のこと

「のびしろ」はまだ伸びる余地があることを言います。

可能性と言ってもよく、力を余している状態で、まだまだ伸びるのではないかと思われるときに使います。

「あなたはまだ若いので、これから活躍する『のびしろ』を多く持っているのです」「あの選手は鍛えれば強くなる、大きな『のびしろ』があるように感じる」「新商品とは『のびしろ』のあるものだ」などと使います。

「のりしろ」と「のびしろ」は混同する言葉

「のりしろ」は糊を付ける余分なスペースですが、「のびしろ」と間違えることがあります。

言葉自体が似ていることと、「のりしろ」を余裕という意味で使うことから間違えるのかも知れません。

例えば「あの子は『のりしろ』があるからこれから楽しみだ」は誤りで、「あの子は『のびしろ』があるから楽しみだ」が正しいのです。

「のりしろ」と「のびしろ」とは

「のりしろ」は「糊代」ですから、封筒などの糊を付けるスペースの部分のことを言います。

「余裕・遊び」という意味でも使われます。

「のびしろ」はまだ伸びていくことが期待されることです。

伸びる余地・可能性のことを言います。

「若い人はすべて『のびしろ』を持っている」「高齢者にはもう『のびしろ』は期待できない」などと使います。

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