町中は「住宅や商店などが集まっている場所のこと」。
こういったものがそれなりに見られるところが町になるので、町中もそういった意味になります。
市中は「都市の中、街の中のこと」。
こちらはやや漠然としています。
町中と比較すると、意味が曖昧ではっきりしない点があると言えます。
そして、市中という表現はそこまで使用されないものです。
「町中」の意味
町中とは、住宅や商店などが集まっている場所のことです。
住宅や商店が存在しているエリアを町と呼ぶので、そのエリア内が町中になります。
町中は至るところに存在しているので、特別言及すべき存在とは言えないでしょう。
みんなが住んでいる場所は基本的に町中と言えるわけですから、日常的な部分を表現した言葉になるのです。
「市中」の意味
市中とは、都市の中、町の中のことです。
割とそのままの意味であると評価できるでしょう。
市中に関しては、特定の街のエリア内を指しており、その中の様子などがどうなっているのか言及するときに使います。
町中と意味はほぼ変わりませんから、区別するのは難しいです。
でも、町中という表現の方が有名であると評価できるでしょう。
「町中」と「市中」の用法や用例
「この時期になると、町中が非常に活気づいてくるな。
やはり年に1度の祭りがおこなわれるわけだから、いろいろな人たちのテンションが高いのさ。
俺も毎年楽しみにしているんだけどね。」
「このエリアは非常に静かだ。
市中で多いのは住宅というのも関係しているんだろうけど。
静かな暮らしをしたい人にはかなり向いている場所だろうね。」
町中と市中は意味はほぼ同じ
町中は住宅や商店などが集まっているエリアを指していますけど、市中はそういった町の中を指している言葉になるので、基本的には町中と市中は同じ意味であると解釈できるでしょう。
同様の場所を示す言葉であると言えますから、これらは基本的に区別することは不可能と評価できます。
同じような場面で使用することになるはずです。