「国歌」と「国花」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

国歌は「その国を代表する歌のこと」。

「君が代」と言い換えると分かりやすい。

国花は「その国を代表する花のこと」。

「さくら」と言い換えると分かりやすい。

「国歌」も「国花」も「こっか」という同音意義語になり、聞くだけでは間違えることがあります。

「国歌」はほとんどの国で制定されているもので国際的スポーツ大会などでの表彰式には国旗の掲揚とともに演奏されるものになります。

「国歌」は国の代表歌のこと

「国歌」は日本では「君が代」になります。

由来はまず和歌があり明治初期にイギリス人の軍楽隊教官により作曲がなされたものです。

和歌は勅撰和歌集「古今和歌集」の賀歌で、詠み人知らずの「我が君は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」から来ています。

「我が君」が後に天皇を指す言葉となり「君が代」となったものです。

「国花」は国を代表する花のこと

「国花」は日本では貨幣にもデザインされる「桜」ですが、天皇家の紋章の「菊」も「国花」なのです。

日本には「国花」が二つあることになります。

パスポートは菊を用いています。

世界では「国花」和制定している国は多くあり、中国は「牡丹」韓国は「むくげ」台湾は「梅」、インドは「睡蓮」、アメリカでは国花の代わりに州花があります。

「国歌」と「国花」は同音異義語

「国歌」と「国花」は「こっか」という同じ発音になり紛らわしいのです。

日本では「国歌」というより「君が代」と言った方がなじみやすいので、「日本のこっかはなんですか」という問いには「桜、菊」と答える人が多いかも知れません。

「国歌=君が代」なので聞く人もいないのでしょう。

アメリカは「星条旗」ですが、国により勇ましい歌詞の「国歌」が多くあります。

「国歌」と「国花」とは

「国歌」は国を代表する歌のことで、「日本では「きみがよ」、アメリカでは「星条旗」(星条旗よ永遠なれ)でイギリスと連邦国ではエリザベス女王を讃える「ゴッセイザクイーン」になります。

フランスはフランス革命の革命歌「ラ・マルセイエーズ」、中国は義勇軍行進曲だそうです。

「国花」はどの国でも定めている花で国の文化を反映したものになります。

日本では「桜と菊」の二つがあります。

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