「不味い」と「拙い」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

不味いは「味がおいしくないこと」。

「大味」と言い換えると分かりやすい。

拙いは「物事がうまくいかない様子のこと」。

「不首尾」と言い換えると分かりやすい。

「不味い・まずい」は料理や果物、お菓子など口にするものに味が余り感じられないことを言います。

また、苦味や酸味、辛味など刺激的な味のことも言うことがあります。

「拙い・まずい」はもの事に失敗することです。

「不味い」はおいしくないこと

「不味い」はおいしく感じないことを言います。

舌にある味蕾という味覚を感じる器官で味を判定しているのですが、刺激的なものや薄味なもの、無味なもの、大味なものには「不味い」と感じてしまうのです。

人によっては舌が肥えている場合があり、おいしい判定も厳しくなり「不味い」ものが多くなりそうです。

反対に粗食の人には少しの味付けがおいしいと感じ、「不味い」ものは少なくなるかもしれません。

「拙い」は物事の失敗のこと

「拙い」は失敗やしてはいけなかったことをすることや、遅れることなどを言います。

うまくいかないこと、順調でないこと、相手の感情を損なうことなども言います。

「拙いことになった」「拙いことに雨が追い打ちをかけるように降り出した」「まずいなあ、あの人を怒らしては」「「期待していた衛星打ち上げ「は失敗と拙い結果に終わった」「それをしたのは拙速だった」などと使います。

「不味い」と「拙い」は同音異義語

「不味い」と「拙い」は「まずい」となり同音です。

その意味では似ていると言えますが、会話でも間違えるものではありません。

ただ、何かを食べているときに計画などが遅れていることを言っている場合は「不味い」のか「拙い」のが分かりません。

どちらも「まずい」のであれば、「この料理はかなり不味いが、計画遅れはもっと拙いことだ」と言わないと分かりません。

「不味い」と「拙い」とは

「不味い」と「拙い」は同音異義語になります。

「不味い」は料理など口にするものの味が良くないことを言います。

苦味や酸味、辛味、薄味などは多くの人が「不味い」ものと感じます。

「拙いものは我慢して食べることは無い」「拙いはずだ、みそ汁にまただしが入っていない」などと使います。

「拙い・まずい」はことがうまくいかないこと、ことの感情を損なうことなどを言います。

「つたない」とも読みます。

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