戒告は「言葉にして戒めること、公務員に対する懲戒処分のこと」。
一般的には前者の意味で使用しますが、後者の意味も存在していますから、覚えておくといいです。
訓戒は「諭しながら戒めること」。
戒めるという点は戒告と同じですが、諭しながらという部分があるので、より柔らかいニュアンスを与えるような表現と言えます。
「戒告」の意味
戒告とは、言葉にして戒めること、公務員に対する懲戒処分のことです。
後者の意味は、公務員以外はほぼ使いません。
したがって、ほぼ前者の意味になるでしょう。
言葉を通じて他人を戒めると言えるシーンで使っていくので、そこに関して覚えておくといいでしょう。
でも、そんなに頻繁に使用する言葉とは言えないと思われますが。
「訓戒」の意味
訓戒とは、諭しながら戒めることです。
結局、こちらも戒めるという意味があるので、戒告にかなり似ている表現と評価できます。
しかし、あくまでも諭す点が重要なわけですから、そんなに厳しい言い方にはならないでしょう。
そのため、訓告よりは優しい雰囲気になる可能性が考えられます。
でも、大きな違いはないと言えるでしょう。
「戒告」と「訓戒」の用法や用例
「今回に関しては戒告の処分で済んでよかったと思うよ。
公務員と言えども、最悪の場合には懲戒免職もあり得るからな。
そういう意味ではましな方だったと思うべきかな。」
「訓戒のような話し方をすると、相手は分かってくれることも多々ある。
やはり諭すような口調で話してあげることが重要なのかもしれない。
内容よりも大切な点はあるということだ。」
戒告と訓戒はかなり似ている
戒告と訓戒はともに戒めるという意味を持った言葉となっています。
したがって、意味はかなり似ているでしょう。
しかし、戒告は公務員の懲戒処分の意味もありますし、訓戒については普通に戒めるだけではなくて、諭すような部分もあるので、意味は全く同じではありません。
しかし、ほぼ同じ意味として使うことができるので、そこは覚えておきましょう。