感嘆は「感心して褒めること、嘆き悲しむこと」。
どちらかと言えば、前者の意味で使われることが多いでしょう。
だから、一般的にはいい意味で使っていく言葉と言えるのです。
詠嘆は「感動を覚えて、それを声に出すこと」。
何らかの物事に感動を覚えて、その結果思わず声に出てしまったようなケースで使っていく言葉になります。
「感嘆」の意味
感嘆とは、感心して褒めること、嘆き悲しむことです。
両方の意味があるので、2つとも覚えておいた方がいいと思われます。
ただ、どっちかと言えば後者の意味の方が有名かもしれません。
感嘆に関しては喜ばしいシーン、悲しいシーンの両方で使うことが可能であり、そこは特徴になるでしょうから、しっかりと覚えておく必要があります。
「詠嘆」の意味
詠嘆とは、感動を覚えて、それを声に出すことです。
意図的に声に出すというよりは、無意識のうちに声に出てしまったと言えるシーンで使うことが多い言葉になります。
したがって、詠嘆に当たる行動をしていても、本人にはその意識がないという可能性も考えられるのです。
だから、詠嘆はどちらかと言えば周りの人たちが使う言葉でしょう。
「感嘆」と「詠嘆」の用法や用例
「今回のコンサートに関しては、非常に感嘆といった気分になった。
やっぱり生で聴くと違うものだね。
ここまで感動するとは思わなかったから、いい意味で驚きだった。」
「あの人は無意識のうちに詠嘆していた感じだね。
思わず声に出てしまったのだろう。
確かにこの光景は滅多に見られるものじゃないし、感動するのは無理もないと思うけど。」
感嘆と詠嘆は意味は割と似ている
感嘆と詠嘆については感動を覚えたときに使っていく言葉になります。
だから、意味はかなり似ている面があるのです。
しかし、感嘆については悲しい感情を覚えたときにも使うことが可能です。
だから、そういう部分も頭に入れておいた方がいいと言えるでしょう。
感嘆の方がより幅広い場面で使っていくことがしやすいと評価できます。