「似て非なる」と「違う」の違い・意味と使い方・由来や例文

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似て非なるは「大変似てはいるが異なるもののこと」。

「別物」と言い換えると分かりやすい。

違うは「形状や性質、名前などが明らかに異なること」。

「異なる」と言い換えると分かりやすい。

「似て非なる」物とは名前や性質、形状のどれかが大変に似ているが、全く異なるもののことを言います。

同じものとは同名で同質、同形状の場合のことを言いますから、どれか一つでも異なれば「似て非なる物」つまり「違う物」になるのです。

「似て非なる」は別物のこと

「似て非なる」ものとは名前が似ていること、あるいは形が似ていること、または性質が似ていることなどの条件のうち一つでも二つでもあてはまれば、「似て非なるもの」になります。

「似て非なる」ものですから「違うもの、別物」となります。

「ガラケイとスマホは形状や機能の一部が似かよっているが似て非なるものだ」「グータッチと肘タッチは目的や名前が似ているが似て非なるものになる」。

「違う」は同一条件の一つでも異なること

「違う」は名前が一致、形状が一致、性質や構成・成分が一致などの条件で一つでも異なれば「違う」ものと言えます。

「似て非なるもの」と「違うもの」とは同じことです。

「ガラケイとスマホは形状や機能が少し似ているが違うものだ」「クータッチと肘タッチは握手と同じことだが、その方法が異なり違うものになる」と使います。

「似て非なる」ものは大変に似ているものだが「違うもの」

世の中には似ているものが数知れず存在しています。

その中には名前や種類、形状、性質などいくつかで共通するものがあり、少しの違いでは間違えやすいものになります。

しかし、それには人口に膾炙したものという条件があるのです。

聞いたこともないものや言葉が例え似ているとしても、使わないのですからなんの意味もありません。

「似て非なる」と「違う」とは

「似て非なる」は同じと言える条件のうち一つでも似ていれば言える言葉です。

名前や形、性質などが同一の条件となりますが、何か似ている場合、「似てはいるが違うもの」「似て非なるもの」となるのです。

似ている程度は様々ですが、大変良く似ている場合に「似て非なる」という言葉が使われます。

いくら似ていても違うものは違うのです。

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