「皇太子」と「東宮」の違い・意味と使い方・由来や例文

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皇太子は「天皇の長男で後を継ぐべき立場の人のこと。」

「プリンス」と言い換えると分かりやすい。

東宮は「皇太子の別称のこと」。

「若宮」と言い換えると分かりやすい。

「皇太子」は皇室のある国では必ず設けられる跡継ぎのことです。

「皇太子」は日本では男系のため原則天皇の長男が就きます。

「東宮」は皇太子の居所を指します。

「皇太子」は跡継ぎのこと

「皇太子」は天皇や国家元首の跡継ぎのことを言います。

跡継ぎですから「皇嗣・こうし」とも言います。

「皇太子」となるためには「立太子礼」を行い正式に跡継ぎとなります。

日本では万世一系を保つため、男子継承が守られていました。

しかし、少子化や長男に男子が誕生しなかったことなどから、跡継ぎ問題や女系天皇の話まで出ています。

「東宮」は皇太子宅のこと

「東宮」は「皇太子」のお住まいのことですが、「皇太子」自体を指す言葉でもあります。

東西南北は春夏秋冬になぞらえますから、東は春と言うことになります。

ですから「春宮と書いてとうぐう」とも言います。

「東宮・とうぐう」は唐時代に皇帝がいる大極宮の東の場所で「皇太子」が執務をしたと言われたことが由来になります。

「皇太子」は「東宮」と呼ばれる

「皇太子」は「皇太子殿下」ではなく「東宮」と呼ばれてきました。

「天皇」になった後は「陛下」と呼ばれます。

皇室の呼び方は一定のルールの様なものは無く、「天皇陛下」は皆が「陛下」で良いのですが、それ以下の皇族同士はどう読んでいるのでしょうか。

子供には名前で、親戚筋は女の子には名前と「内親王」を使い、「~宮」と呼ぶのが普通の様です。

「皇太子」と「東宮」とは

「皇太子」は次期天皇としての跡継ぎの地位にいる方です。

「後嗣」とも言います。

くだけても「東宮・春宮・とうぐう」でしょう。

立太子礼と言う儀式を行い内外に「皇太子」であり跡継ぎと言うことをします。

その「皇太子」が住まわれている場所を「東宮」と呼びます。

唐時代に皇帝の大極宮の東にいたことが由来となっている言葉です。

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