養育は「特定の人間を養って育てること」。
養う必要があるので、たいていは自分の子供などになるでしょう。
それ以外のケースで養育が使用される場面はほとんどないと思われます。
愛育は「可愛がりながら育てること」。
養うという意味はないですけど、自身の子供に対して使うこともできます。
ただ、人間以外の動物に対しても使用できると言えるので、そこは覚えておきましょう。
「養育」の意味
養育とは、特定の人間を養って育てることです。
育てるということはいろいろな機会で行われますが、養いながらという状況なので、養育と言える場面は相当限られてくると解釈できるでしょう。
一般的には親が子供に対して行っている状況が多く、それ以外のシーンでは養育に該当する状況はほぼないと言えると思われます。
ただ、養育という表現はかなり有名でしょう。
「愛育」の意味
愛育とは、可愛がりながら育てることです。
自身の子供を育てるときに使うことができますし、実際にそのような場面においては可愛がる傾向にあるでしょう。
そういう意味では、養育と同じような面を持っているわけです。
でも、愛育という表現はかなりマイナーであり、一般的にはほとんど使用されないでしょう。
使ったことがある人も少ないと思われる状況です。
「養育」と「愛育」の用法や用例
「子の養育には多大なお金がかかる。
そんな状況だと、たくさんの子を産み育てるのは困難と言わざるを得ない。
特に世の中の多くの世帯で収入が落ちているならば尚更だ。」
「私は常に愛育を心掛けている。
できるだけ可愛がりながら子供を育てることが重要だと思っているから。
そうすれば、その愛情は自然と子供に伝わると思うんだ。」
養育と愛育は微妙に意味が違う
養育と愛育はともに特定の存在を育てるという意味がありますが、養育は養いながら、愛育は可愛がりながらになるので、微妙に意味が異なっています。
ただ、養育でも可愛がる要素はたいてい含まれていますし、愛育においても養う面は存在しているでしょう。
だから、意味は多少違うものの、ほぼ同じ意味という言い方もできるはずです。