「等分」と「分割」の違い・意味と使い方・由来や例文

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等分は「あるものを均等に分けること」。

「均等分」と言い換えると分かりやすい。

分割は「あるものを分けること」。

「別々」と言い換えると分かりやすい。

「等分」は割り算になります。

あるものを均等に分けるためには例えば流体や粒体は重さや容量により均等割します。

円形のケーキなら360度の角度を均等割りにします。

「分割」は必ずしも均等ではありません。

「等分」は均等分割のこと

「等分」は割り算の結果が当然均等に分割されたものになります。

等分された個数の数字を分母にした分数は当分の一つになります。

たとえば、あるものを7等分した場合、1/7は7分割した1つのことになります。

「ヒザを3人で分け合うため、4等分に切って残りの1つを3等分にして食べた」「円形のものはまず切りやすい偶数の個数に等分すると良い」と使います。

「分割」は分けること

「分割」は「分ける」ことで、必ずしも均等の必要はありません。

熟語には「分割協議」「分割案」「分割領土」「分割地」「分割払い」「株式分割」などがあります。

「広い土地を分割して分譲地に造成した」「国土の分割による分断は戦争の遺産」「マンションの土地は所有者の所有区分により分割され登記される」などと使います。

「等分」は均等、「分割」は不均等

「等分」は均等に分けること、「分割」は必要に応じて行なうので不均等となります。

「地球の緯度は360度を等分している」「時間も60進法で等分に分けている」「共同住宅は一つの建物を複数の世帯が分割して住んでいる」「マンションは価格により広さが異なり、不均等分割なのだ」「2分割や3分割は等分割ではない」などと使います。

「等分」と「分割」とは

「等分」はあるものを均一に等しく分けることで「均等分割」のことです。

例えば地球の経度や地図の距離表示、時計の文字盤、秒、分、時間、日、年、度量衡などは均等分なのです。

「分割」はかならずしも均等ではなく、目的に合わせて分けることです。

「分割協議」「分割地」「分割払い」など。

「等分は分割ですが、分割は必ずしも等分ではありません。

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