有害は「客観的に何らかの害が認められる状況のこと」。

特定のものや状況などにおいて害があると言えるようなシーンで使われやすい表現と言えるでしょう。

有毒は「客観的に何らかの毒性が認められる状況のこと」。

毒性があるような存在に対して使われる言葉ですけど、有害の一種とも言える状況であり、意味はそこまで変わらないと評価できます。

「有害」の意味

有害とは、客観的に何らかの害が認められる状況のことです。

害になる部分についてはどんなものでも構いませんが、かなり曖昧な部分と言えます。

したがって、何が害になるかは主観的な判断となってしまうのです。

そのため、有害と言われるものに関しては世の中にかなり存在していると言え、身近なところにも多く存在していると思われます。

「有毒」の意味

有毒とは、客観的に何らかの毒性が認められる状況のことです。

いろいろなものに関して使えますが、人間にとって毒と言えるもの、明らかに害を感じられるものに対して使っていく言葉になります。

有毒という言葉は日常生活の中でそんなに見聞きするものではありませんけど、有毒ガスといった表現は有名で、1度は聞いたことがある人がほとんどでしょう。

「有害」と「有毒」の用法や用例

「犯罪を助長するような内容の漫画が世間から有害扱いされているな。

個人的には非常に面白い内容だと思うんだけど、よく読んだことがない人はイメージでそう判断するのかもしれない。」

「火災が発生すると、有毒ガスが蔓延することがある。

そういったものを大量に吸うとマズイ。

したがって、できるだけ吸い込まないように姿勢を低くして行動すべきだ。」

有害と有毒は意味は似ている

有害と有毒は全く同じ意味ではありません。

しかし、有毒と言える状況は害があると言えるわけですから、有害と評価しても問題ないでしょう。

そういう意味では、両者は意味が似ている面もあるのです。

ただ、有害はいろいろなシーンで見聞きする言葉であるものの、有毒は有毒ガス以外ではあまり使われません。

そこは大きな違いになります。

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