「デッサン」と「スケッチ」と「クロッキー」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

デッサンは「対象物の形や陰影、質感などの細部まで細かく描くこと」。

日本語では「素描」。

スケッチは「建物や風景など主に静止しているものをシンプルに描くこと」。

日本語では「写生」。

クロッキーは「人物や動物など主に動きのあるものを短時間で描くこと」。

日本語では「速写」。

デッサンやクロッキーは色を付けませんが、スケッチは色を付けることもあります。

「デッサン」の意味

デッサンは「対象物の形や陰影、質感などの細部まで細かく描くこと」です。

「デッサン」はフランス語の「dessin」のことで、日本語では「素描」といいます。

鉛筆のほか木炭、コンテなどがデッサンのときに使用されます。

コンテとは、クレヨンの仲間ですがクレヨンをもっと固くしたような質感です。

これらの道具はさまざまな線の太さや色の濃淡が表現できるため、デッサンに適しているのです。

「スケッチ」の意味

スケッチは「スケッチブックに建物や風景など主に静止しているものを簡単に描くこと」です。

「スケッチ」は英語の「sketch」のことで、日本語では「写生」といいます。

「写生」というと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

スケッチでは、モノクロで表現するだけでなく、色を付けることもあります。

また、スケッチの絵をもとにして、水彩画や油絵に仕上げていくことがあります。

「クロッキー」の意味

クロッキーは「人物や動物など主に動きのあるものを短時間で描くこと」です。

「クロッキー」はフランス語の「croquis」のことで、日本語では「速写」といいます。

また、クロッキーは英語のスケッチと同じ意味があります。

クロッキーはスケッチの一種といえますが、クロッキーの方が描写にかける時間が少なくなります。

クロッキーの描写時間は10分ほどです。

デッサンとスケッチとクロッキーの違いを総まとめ

デッサンとスケッチとクロッキーの違いが詳しく分かったところで、もう一度違いを確認してみましょう。

デッサン:対象物の形や陰影、質感などの細部まで細かく描くこと。

日本語では「素描」。

スケッチ:建物や風景など主に静止しているものを簡単に描くこと。

日本語では「写生」。

クロッキー:人物や動物など主に動きのあるものを短時間で描くこと。

日本語では「速写」。

スケッチとクロッキーは同じ分類になりますが、クロッキーの方が描写にかける時間が短くなります。

最新の記事はこちらから