「追い詰められる」と「追い立てられる」の違い・意味と使い方・由来や例文

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追い詰められるは「逃げるための道が絶たれてしまうこと」。

つまり、逃げることができないというケースで使っていきます。

逃げることはできない状況は、自身にとって不利な状況でなんとかしないといけないという言い方になり、非常に厳しいシチュエーションです。

追い立てられるは「物事を行うように促されること、他の場所に行くように迫られること」。

したがって、追い詰められると言葉は似ていますが、意味は異なっている状況と言えます。

「追い詰められる」の意味

追い詰められるとは、逃げるための道が絶たれてしまうことです。

何らかの理由で逃げないといけないのに、それができないケースで使っていきます。

ただ、逃げ道がないというケースは単なる選択肢がないという意味で使うこともあるのです。

物理的に逃げるわけではなく、今置かれた状況をから逃れる術がないときにも追い詰められるという表現を使用することがあるので、そこは知っておきましょう。

「追い立てられる」の意味

追い立てられるとは、物事を行うように促されること、他の場所に行くように迫られることです。

何かを強いられるような状況で使われる言葉になります。

つまり、自分の意思とは関係なく、他人の意思によって行動しないといけないと言えるシーンで使っていくのです。

だから、追い詰められるとは意味が異なっていると言えるでしょう。

使用頻度についても低いと言えると思われます。

「追い詰められる」と「追い立てられる」の用法や用例

「いよいよお金を貸してくれるところがなくなってきた。

このままだと事業は完全に息詰まる。

完全に追い詰められる状況となってしまったが、この状況を打開することはできるのか。」

「そろそろ夏休みの宿題をやらないといけないか。

母親にも追い立てられるようになってきたし、このままでは非常にマズイと言えるのではないか。」

追い詰められると追い立てられるの意味は微妙に違う

追い詰められると追い立てられるに関しては、意味が微妙に異なっている状況と言えます。

追い詰められるは逃げるための道がなくなる状況を表していますけど、追い立てられるは特定の行為をするように促されるという意味を表しているのです。

両者は似ているような部分もありますが、同じではないと言えるでしょう。

区別できると評価できます。

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