「せっかく」と「わざわざ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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せっかくは「努力して何らかの動作をする様子のこと」。

たいていは何らかの動作をしたのに、それが無駄になってしまうようなケースで使っていきます。

わざわざは「普通ならしないでもいいことに関して、それを実際にすること」。

ただ、わざわざに関しても、結果的にその努力が無駄になってしまったケースで使うことがよくあるので、せっかくにかなり近い意味を持っていると評価できます。

「せっかく」の意味

せっかくとは、努力して何らかの動作をする様子のことです。

本来はこういう意味ではありますが、一般的には何らかの努力をしたのに、それ自体が無駄に終わってしまったと言えるシーンで使っていきます。

したがって、努力をしたけど、それが実を結ばなかったという意味が重要で、そこは覚えておく必要があります。

無意識のうちに多くが使用している言葉であると評価できるでしょう。

「わざわざ」の意味

わざわざとは、普通ならしないでもいいことに関して、それを実際にすることです。

特に義務になっていないことについて、あえてやろうとするシーンで使っていくので、それなりの理由が存在していると言える場面で使う言葉になります。

そういった行動をあえてとる理由は様々であり、ケースバイケースになるでしょう。

でも、本人としてはやった方がいいと思える面は少なからずあるわけです。

「せっかく」と「わざわざ」の用法や用例

「せっかく晩御飯を作っておいたのに、外で食べてきちゃったなんて。

もったいないから、私が明日にでも食べるわ。

温め直せば、十分に美味しいと思えるだろうし。」

「わざわざ俺が出向く必要なんてないだろう。

メールを出せばそれで済む話じゃないか。

なんでこの会社は今の時代にこんなやり方をとっているんだろうか。

理解できないよ。」

せっかくとわざわざは使用する場面が違う

せっかくは何らかの努力をしたのに、その努力が意味ない状況となってしまったケースで、わざわざはそんなことをする必要はないのに、特定の行為をあえてやったケースにおいて使っていきます。

似ている面もありますけど、両者は意味がやや違っていますし、使用する場面が異なっているとも言えます。

そういった点を覚えておきましょう。

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