「すかんぴん」と「おけら」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

すかんぴんは「お金のない様のこと。」

「一文無し」と言い換えると分かりやすい。

おけらは「賭け事で全額失うこと」。

「すかんぴん」と言い換えると分かりやすい。

「すかんぴん」は「素寒貧」と書き、字を見ただけでお金がないことがシメージできる言葉です。

「おけら」は虫の螻蛄のことで、手をバンザイしているように見えることから、賭け事で資金を全額失うことを意味するようになりました。

「すかんぴん」は寒貧のこと

「すかんぴん」は素寒貧と漢字では書きます。

「素寒貧」の寒貧とは中国三国志に登場する大変に貧しい隠遁者の名前で、「素」は強調する接頭語になります。

一文無し、極貧などの意味になり、相当昔より使われていた言葉です。

現代では死語になりつつありますが、たまに自嘲して使うことがある言葉です。

「今月はマージャンの負けが込んですかんぴんになったよ」などと使います。

「おけら」は虫のこと

「おけら」は虫の螻蛄のことですが、かけ事で全額すってしまうことを言う言葉になりました。

螻蛄を良く見ると前足が両手を広げてバンザイをした形に見えることから言われるようになりました。

「もう金がない、降参バンザイだ」と言うことです。

ギャンブル会場から帰る人が「おけら」になり行列を成すことから「おけら街道」と言います。

金がないことは「すかんぴん」「すっからかん」「おけら」など

お金がない状態のことを俗に「すかんぴん」や「すっからかん」、「おけら」などと表現します。

「すかんぴん」は人の名前から、「すっからかん」は財布の中がからっぽのこと、「おけら」は虫から付いた俗語になります。

他にもお金のやりくりが付かないことを「首が回らない」、文字通り「無一文」「一文無し」「金欠」などの言葉もあります。

「すかんぴん」と「おけら」とは

「すかんぴん」は「素寒貧」と書き江戸時代からの言葉です。

語源は中国の寒貧と言う極貧者の名前に接頭語の素が付いた言葉です。

あまり使うことは無いのですが、自嘲して使うことはあります。

「おけら」は虫の螻蛄が語源で、バンザイの形の前足から付いた言葉です。

ギャンブルで全額すってしまった人のことを言います。

「おけら街道」と言う言葉もあります。

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