病院は入院ベッドを20床以上有している場合を言います。
クリニックや診療所は、入院ベッドが20床未満の場合を言います。
したがって、クリニックや診療所でも入院が可能なことはあります。
たまに、がんセンターなどとセンターとネーミングされている医療機関がありますが、これは、地域に同様の機能を有する施設がなくて、地域の中心的な役割を担うことができる時に、使用しても良いことになっています。
リウマチセンターと名乗るクリニックがあったけど、近隣に同様の医療機関が出来たために、クリニックに改めたという例もあります。
ベッド数が20床未満の場合は、クリニックでも診療所でも医院でも、院長や理事長の好みで選択できます。
病院の意味
病院の定義を説明しなさい、などと言われると、医者が5人以上いる所とか、看護師さんや検査技師などのスタッフが一定数以上いる所とか、建物が3階建て以上あるところ、入院できるところなどと思う人も多いようですが、スタッフの人数や建物の大きさは関係ありません。
入院ベッドが20床以上あれば、病院と言う事になっています。
入院が可能でも、ベッド数が20床未満の場合は、病院と名乗ることはできません。
クリニックの意味
入院ができない所がクリニックと思っている人が多いようですが、クリニックでも入院が可能な所はあります。
入院用のベッド数が20床未満の場合をクリニックや診療所や医院と名乗ることになっています。
一昔前はクリニックよりも医院や診療所が多かったのですが、近年はカタカナで格好良くクリニックと名乗るところが増えています。
センターの意味
たまに、がん医療センターとか国際医療センターなどと、病院でもクリニックや診療所や医院でもない、ネーミングの医療機関があります。
センターを名乗ることができるのは、がん医療センターの場合は、地域のがん治療の中心的な存在となっていて、地域内に同様の機能を果たせる医療機関がない場合を、言います。
国際医療センターの場合は国際的な機能を持っていて、外国人への対応も可能な医療機関です。
地域内に他に国際的に対応できる所がなく、地域の国際医療の中心的な存在であるという証です。
病院とクリニックと診療所や医院、センターの意味の違いはわかりますか?
病院はベッド数が20床以上能力場合を言います。
医者の人数や看護師の人数などは関係ありません。
クリニックや診療所や医院は、ベッド数が20床未満の医療機関です。
したがってクリニックや医院や診療所でも入院が可能な所もあります。
センターは特定の医療に関して、その地域内の中心的な役割を担っていて、地域内に他にそのような機能を持つ医療機関が存在しない場合に使っています。