急転直下は「様子が急に変わったり、物事が一気に解決すること」。
それまでは停滞していた状況が続いていたのに、それまでの状況に大きな変化があったようなシーンで使っていきます。
一落千丈は「地位や権威、価値などが一気に落ちてしまうこと」。
急転直下はいい意味で使われることもありますけど、一落千丈は基本的に悪い意味で使用されます。
「急転直下」の意味
急転直下とは、様子が急に変わったり、物事が一気に解決することです。
それまでの状況とは打って変わって、一気に進展が見られたというケースで使いますが、いい意味でも悪い意味でも使うことができます。
とにかくそれ以前とは状況が全く違うことが確認できる場面で使用するので、そういった点は特に覚えておくといいでしょう。
「一落千丈」の意味
一落千丈とは、地位や権威、価値などが一気に落ちてしまうことです。
状況が一変するという意味では、急転直下とかなり似ているものの、こちらは地位や権威、価値などが急激に下がるシーンで主に使っていきます。
したがって、急転直下と比較すると、こちらの方が使用できるシーンは狭いと言えるはずです。
そこは覚えておく必要があります。
「急転直下」と「一落千丈」の用法や用例
「あんなにみんなが頭を抱えていたのに、なぜか急転直下で解決してしまうとは、一体何があったというのだろうか。
こんなにあっさり解決すると、完全に拍子抜けという感じだな。
「今まで品薄だったのに、一気に市場に登場するようになってから、この製品は完全に価値が下がったな。
まさに一落千丈と評することができる状況だろう。」
急転直下と一落千丈は同じような意味と言える
急転直下と一落千丈に関しては意味はかなり似ています。
こういった言葉は何らかの物事の状況や様子がそれまでと一変するという意味なので、同じような意味と評価できるでしょう。
でも、一般的には急転直下という言い方の方が有名であり、一落千丈に関してはそんなに使用されません。
したがって、そこを覚えておくといいと思われます。