「造反有理」と「造反無道」の違い・意味と使い方・由来や例文

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造反有理は「反逆を企てる方にとっても正義がある、道理があるということ」。

反逆と言われる行為は悪というイメージがありますが、実際は彼らにも正義は存在しているのです。

造反無道は「現在の体制に背いて、道理に外れた行為をすること」。

いわゆる反逆に当たる行為を指しているわけですが、造反有理と言葉は似ているものの、意味は違っている状況です。

「造反有理」の意味

造反有理とは、反逆を企てる方にとっても正義がある、道理があるということです。

特定の層の立場からすると、反逆と感じることであっても、実際に反逆をしている側からすれば自分たちは正しいことをしていると思っている、それを悪く言う側がむしろ悪であると感じているという解釈ができます。

したがって、立場が変われば正義も変わるので、何が正義かなどを議論することはあまり意味がないと言えるのかもしれません。

「造反無道」の意味

造反無道とは、現在の体制に背いて、道理に外れた行為をすることです。

つまり、反逆と言える行為をするようなシーンで使っていく言葉と評価できます。

造反有理は反逆に対する評価のような意味を持った言葉ですが、造反無道は反逆そのものを指した言葉と言えるはずです。

でも、造反無道という言い方をあえてするシーンは多くありません。

「造反有理」と「造反無道」の用法や用例

「反逆行為のようなものは社会から非難されるが、実際にそういう行為をしている側にとっては社会の方がおかしいと感じているだろう。

そういう状況を造反有理という言葉を使って表すことができる。」

「造反無道といった行為は、社会にとっては不利益となるものだから多くは否定するだろう。

でも、反逆する人がいるってことは、今の社会が不利益に感じる層もいるということだ。」

造反有理と造反無道はやや意味が違う

造反有理と造反無道は表現としてはかなり似ているように感じられるでしょう。

しかし、実際の意味は異なっています。

造反有理は反逆行為をする人たちの正当性のような部分に言及している言葉ですが、造反無道は反逆行為そのものについて言及するときに使われる言葉です。

そのため、両者は意味において違いがあると評価できるのです。

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