「矜持」と「気概」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

矜持は「自尊心やプライドなどのこと」。

「自負心」と言い換えると分かりやすい。

気概は「自分の力で物事を決めることや行なうこと」。

「心意気」と言い換えると分かりやすい。

「矜持」はプライドのこと。

難しい言葉ですが、「矜持」は「矛」と言う字が入っていることが語源に関係があります。

「気概」も「心意気」を持ってことに当たることですから、「矜持」と似た意味合いを持つ言葉になります。

「矜持」はプライドのこと

「矜持」の「矜」は「誇りに思うこと」と言う意味があります。

「矛を手にした兵士がそれを誇りに思うこと」が語源ですから「矜持」は「自分に誇りを持つこと」になります。

何か誇りに思っている仕事や職場を離れても、そのことに「矜持」を感じていると使います。

日本語としては難しい言葉ですから、「プライド・誇り」と言った方が意味は通じやすいかも知れません。

「気概」は自ら考え行なう心意気のこと

「気概」は自分の心意気と言うもので、例えば人生の荒波を乗り越えるという気持ちのことです。

「心意気」ですから、自分を信じること、自分に自主性を持たすこと、ひいては自尊心、自負心、ブライドなどの意味になります。

「気概を持って困難に立ち向かう」「相手に負けないという気概が感じられない」「気概は心意気のこと」などと使います。

「矜持」と「気概」の相違点

「矜持」はあることに誇りや自負を持つことです。

「気概」はあることに対して心意気を示すことです。

両者は意味が異なりますが、「気概を持つことが自分の矜持となること」とも言えますから、似た意味があると言えます。

「気概」は一言で俗に言えば「やる気」のことです。

「やる気」は自分に対して磁心自負、自尊心が無ければ湧き立たないものです。

「矜持」と「気概」とは

「矜持」は一言で言えば「プライド、自負、自尊心」などと言えます。

話し言葉では余り使わず、文章や手紙などの中で使います。

話し言葉では「誇り・プライド」と言う分かりやすい言葉があります。

「気概」は「やる気」のことで、「負けない気持ち」と言う意味合いもあります。

底辺で「矜持」と「気概」は繋がっている言葉です。

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