上の空は「他のことに注意が向いているため、本来注意しないといけないことに関心が向いていない状況のこと」。
考えるべきことが頭にない、他のことが頭に浮かんでいるという状況で使う言葉です。
空ろは「ぼんやりしているように見えること」。
ぼんやりしているということは、特定のことに対して注意が向いていないと評価できるので、上の空と同じような意味であると言えるでしょう。
「上の空」の意味
上の空とは、他のことに注意が向いているため、本来注意しないといけないことに関心が向いていない状況のことです。
特定の物事に集中しないといけない状況において、別のことに集中してしまっている、意識が向いてしまっている、そういうシーンで使います。
人間は誰もがこのような状況を経験することになるので、珍しいシチュエーションではありません。
「空ろ」の意味
空ろとは、ぼんやりしているように見えることです。
特定の人に関して、なんだかぼんやりしているなと感じるシーンで使っていきます。
上の空と同じように、本来集中しないといけない物事に対して意識が全く向いていない、そんな状況において使うので、意味はかなり似ているでしょう。
空ろな状況についても多くが経験したことがあるはずです。
「上の空」と「空ろ」の用法や用例
「俺は最近気になる人ができてしまい、仕事中もその人のことばかり考えて、完全に上の空だ。
仕事に集中しないといけないのは分かっているが、それがどうしても難しいんだよな。」
「あいつは最近空ろな表情が目立つな。
ぼんやりしていて、意識がどこかに飛んでしまっているような、何を考えているのか分からない、そんな雰囲気に見えるよ。」
上の空と空ろは意味がかなり似ている
上の空と空ろに関しては意味は割と似ています。
どちらも本来集中すべきことに対して集中できていない、他のことを考えたりしてしまう状況を指しているのです。
空ろの場合には意識が飛んでいるような状況も含みますが、両者は同じような場面で使っていくことができます。
だから、意味の区別はちょっと難しい状況と評価できるのです。