「一瞥」と「一別」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

一瞥は「チラッと見ること」。

「チョット見」と言い換えると分かりやすい。

一別は「以前別れてから今までのこと」。

「別れ以来」と言い換えると分かりやすい。

「一瞥」も「一別」も「いちべつ」と読みます。

「一瞥」は「一瞥もしない」と使い、「一別」は「一別以来」と使うことが多いのです。

読みが同じ同音異義語ですが意味は異なります。

「一瞥」はちょっと見ること

「一瞥」の「瞥」は「チラッと見ること」で「一瞥」は一瞬または一回チラッと見ることになります。

何か気を引くものや人に対して行うもので、ジッと見ることではありません。

「二人は最後も一瞥もなく別れたた」「挨拶をしたのに一瞥もなく通り過ぎた非常識な人」「興味があるのか何回も一瞥を繰り返していた」と使います。

「一別」は以前の分かれのこと

「一別」は過去に分かれた人が再開したときに「一別以来だ」と使います。

「一別」は別れること。

何十年もご無沙汰した友人や恩師との再開は人生にあるかないかの出来事です。

その時に出る言葉が「一別以来」なのです。

また、再び会うことはないかも知れない再開は嬉しいものです。

「30年ぶりにクラス会を開いたら、一別以来の恩師やクラスメイトに再開できて本当に感激した」などと使います。

「一別」以来の好きな人に「一瞥」

久しぶりに開かれたクラス会に「一別」以来の好きだった人が出席したので、「一瞥」を繰り返してしまった。

何気なく振る舞っても、チラ見の視線が向く様子は相手に分かるものです。

相手から、こちらに近づき、最近はどうしていると問われ、一瞬ドギマギしてしまった。

「一瞥」はチラッと見ることですが、意外と相手にも分かることがあるのです。

「一瞥」と「一別」とは

「一瞥」は「いちべつ」と読み、チラッと見る仕草になります。

チラッと見て、興味を惹かれればジッと見ることもしまし、「一瞥」を何度も繰り返すこともあります。

「一別」は昔の分かれ以来の出会いで使う言葉です。

「やあ、しばらく、一別以来ですね」「そうですね、本当に一別以来ですね」と使います。

「一瞥・一別」は同音異義語になります。

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