「出頭」と「出廷」の違い・意味と使い方・由来や例文

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出頭は「自ら役所などの場所に出向いていくこと」。

一般的には犯罪にかかわるケースで使っていくことが多い言葉ではあるものの、そういったケース以外でも使うことは可能なので、そこに関して知っておく必要があります。

出廷は「裁判を開くにあたって、関係者が法定に向かうこと」。

基本的には裁判に関する場面のみで使われる言葉であると言え、そこがポイントになります。

「出頭」の意味

出頭とは、自ら役所などの場所に出向いていくことです。

本来はこういう意味の言葉となっているのです。

世の中では犯罪にかかわるシーンで使われる印象が強いでしょうけど、役所はいろいろな場所が該当するため、それ以外の場面でも使えます。

犯罪とは無縁のネガティブなイメージが全くないシーンでも使えるので、そういった部分は頭に入れておいた方がいいと言えます。

「出廷」の意味

出廷とは、裁判を開くにあたって、関係者が法廷に向かうことです。

裁判が行われる場所に向かう際に使われる言葉ですが、それ以外では使うことはできません。

そして、実際にこういった状況になる人はなかなかいないため、大多数の人たちにとっては縁がないと言える言葉になります。

ただ、出廷については裁判に関するニュースなどにおいて見聞きすることがあります。

「出頭」と「出廷」の用法や用例

「財布を道端で拾ったから、最寄りの警察署に出頭してきたよ。

拾った財布を渡すだけではあるものの、警察署という場所はどうしても緊張してしまうんだよな。」

「裁判所に出廷するときにはどんな感覚なんだろうね。

裁判を受けたことがある人じゃないと分からない部分だけど、すごい気になるというか、興味深い部分に思えるんだ。」

出頭と出廷は使用する場面が異なる

出頭と出廷については言葉は似ているように見えますけど、それぞれは使う場面に違いがある状況です。

出頭は何かしらの役所に向かう際に使いますけど、出廷は裁判所に向かう際に使う言葉なので、そういった部分で見分けることができます。

どちらも日常で頻繁に使う言葉ではありませんが、出頭に関してはたまに使用する可能性はあります。

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