「驚かす」と「鼻を明かす」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

驚かすは「油断している相手に対してアッと言わせる行為をすること」。

「アッ」と言い換えると分かりやすい。

鼻を明かすは「油断している相手を出し抜いて優位に立つこと」。

「出し抜く」と言い換えると分かりやすい。

これらの言葉は相手がこちらに油断をしていることが前提にあります。

また、こちらの力を見くびっていることも必要です。

「驚かす」はアッと言わせること

「驚かす」は「アッ」や「まさか」と言わせることです。

こちらに対して見くびっているか油断をしている場合に、結果としてこちらが相手より優位に立っていれば「驚く」のです。

このようなことは勝負ごとで良く起きる現象になります。

下位が上位に勝ってしまうことで「まさかの出来事」「アッと驚くこと」などと言われます。

「鼻を明かす」は出し抜くこと

「鼻を明かす」は相手よりいつの間にか優位に立っていることです。

「まさかあの相手に負けるなんて信じられない」「いつの間にあんなに強くなったのだ」と使います。

「鼻を明かす」は一説では「鼻を意識させる」と言う意味になります。

「鼻が感情でぴくぴくする」と言うことから、「鼻が目立つ、意識させる、明かす」となったとされます。

相手を「鼻を明かす」行為は「驚かす」行為

相手を出し抜いて「驚かす」行為は「鼻を明かす」行為です。

相手は見くびって油断していたことを後悔するのです。

例えばドラマである話として「いつも負けていて力の差は歴然としている野球チームが奮闘して次の大会で相手に勝ってしまうという話」は「鼻を明かす」話になります。

「驚かす」ことや「鼻を明かす」ことは、大変な努力が必要なものです。

「驚かす」と「鼻を明かす」とは

「驚かす」は相手が「まさか」と言うことです。

下位の者に上位の相手が負けるということですから、相当の見くびりや油断が無ければなりません。

こちらもそれ相当の努力が必要になります。

そのギャップが「驚かす」や「鼻を明かす」結果となるのです。

相手の「油断」と当方の「努力」とのギャップは天と地の違いが有ったことでしょう。

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