外貨預金は「円を外貨に換金して定期預金などをすること」。
「外貨建て」と言い換えると分かりやすい。
FXは「円や外貨などの為替差金取引のこと」。
「為替差金」と言い換えると分かりやすい。
「外貨預金」は為替変動により価値が変わるものです。
円安なら価値は上がり、円高なら価値は下がり損失が出ます。
「FX」は「為替差金取引」と言い、二つの通貨の価値の差で取引を行なうものです。
二つの通貨の換金比率である為替レートにより日々変動があり、二通貨の交換比率差が変わります。
「外貨預金」は外貨建ての預金のこと
例えばドル建て定期預金は円を為替レートにより換金を行い、ドルで定期預金をするものです。
円安になるとドルの価値が上がり、円の価値は下がりますが解約するとより多くの円が戻ることになります。
仮に100万円の外貨預金であれば、契約時のレートより満期のレートが2円円安で100万円は102万円になって利息とともに返金がされます。
反対に2円円高であれば98万円に価値が下がり利息と共に返金されます。
「FX」は為替差金取引のこと
「FX」は世界中で広く行われている投資対象ですが、諸般の事情から為替の価値は常に変動をしています。
二国の通貨の価値の差が対象になり、例えばドル円相場では「円高・ドル安」または「円安・ドル高」となるのです。
円との組み合わせをクロス円と言い、他にも各国の通貨の多くの組み合わせがあります。
時間を2時間に区切ったオプションの先物為替取引も行われています。
「外貨預金」も「FX 」も為替を利用したもの
「外貨預金」は外貨に換金する必要がありますが、その際に為替が必要になります。
為替は二国間通貨の交換比率のことですから、その比率により換金が行われます。
例えば100万円をドルに換金する時の比率が1ドル100円であったとすると、ドル換算で1万ドルの預金となります。
満期の時に110円の円安になっていると円は100万円が110万円になっているのです。
反対に98円であれば98万円に減っているのです。
「FX」は為替の比率の差の取引になります。
「外貨預金」と「FX」とは
「外貨預金」は為替を介した預金のことで、為替の影響を必ず受けます。
ドル建て預金の場合はドル円相場の影響を受け、円安なら元金は増え、円高なら元金は減少してしまいます。
ドルの額面は変わりませんが、満期に換金したときに変動があるということです。
「FX」は「為替差金取引」と言い、為替換金比率の変化により取引を行います。