「簡単」と「容易」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

簡単は「構造や内容が単純なもののこと」。

「単純」と言い換えると分かりやすい。

容易は「物事がたやすくできること」。

「たやすい」と言い換えると分かりやすい。

「単純」は複雑でないことですから、構造や内容がすぐに理解できるもので、また行えば「容易」にできることです。

「容易」は「簡単」をかしこまって言う場合に使います。

「簡単」は簡易で単純なこと

「簡単」は「たやすいこと、単純なこと、平易なこと、すぐにも出来ること」などの意味を持ちます。

反対に考えれば「難しいこと、複雑なこと、困難なこと、すぐには出来ないこと」ではないことになります。

「そんなこと簡単だよ」「簡単に考えてはいけない」「簡単そうで難しい」「簡単にクリアした」「簡単な造りをしている」などと使います。

「容易」はたやすくできること

「容易」は「簡単にできること、平易なこと、たやすいこと」などの意味があります。

反対に考えると「むずかしいこと、難解なこと、困難なこと」となり、そうではないことになります。

「容易」は「簡単」と同じなのですが、構造のことは余り言わずに、内容のことを良く言います。

「容易に理解が出来る内容だ」「この問題は容易に解けた」などと使います。

「簡単」はくだけて言い、「容易」は硬く言うこと

「簡単」は砕けた仲間内の会話で使われます。

「そんなの簡単なのに」「簡単なことだ」「簡単だろう」「簡単そのものだ」などと使い、「容易」は公式の場や文章に使います。

「それは考えるほど容易ではありません」「それを行なうことは容易かも知れません」「誰もが容易に理解できるような文章にしました」などと使います。

「平易」も同じ類語になります。

「簡単」と「容易」とは

「簡単」は「簡易で単純なこと」です。

会話に使われる言葉になります。

「簡単」はものの構造が単純に出来ていることや物事の内容が分かりやすくなっていることを言います。

「簡単な造り」「簡単な話」などと使います。

「容易」は「平易」と同じく、文章や公式の場での発言に使われます。

「容易に実行できそう」「容易ならざること」などと使います。

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