「もぬけの殻」と「ひとけのない」の違い・意味と使い方・由来や例文

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もぬけの殻は「セミやヘビの抜け殻のこと、人がいなくなった後の家の中の状況のこと」。

どちらかと言えば、後者の意味で使用されます。

探していた人物の家を探し当ててが、住人はすでにいなくなっていた、別の場所に行ってしまったなどのシーンでよく使われます。

ひとけのないは「人がいる気配が感じられない状況であること」。

漢字で表記するときには人気と書くので、にんきとの違いに注意する必要があります。

「もぬけの殻」の意味

もぬけの殻とは、セミやヘビの抜け殻のこと、人がいなくなった後の家の中の状況のことです。

基本的に前者の意味で使用されることはほとんどないです。

どちらかと言えば、後者の方が有名であり、こちらの意味として使われるシーンはそれなりに存在しています。

したがって、もぬけの殻という表現はたびたび耳にする可能性があります。

「ひとけのない」の意味

ひとけのないとは、人がいる気配が感じられない状況であることです。

人がいても不思議じゃないと言える場所に、人が全くいないと言えるシーンで使っていく言葉です。

だから、人がいない状況に驚きの感情を覚えているような場面で使っていくことが多いでしょう。

ただ、漢字で書くときにはにんきと同じになるので、そこは知っておく必要があります。

「もぬけの殻」と「ひとけのない」の用法や用例

「ようやく容疑者の居所をつかんだと思ったが、いざやってきてみるともぬけの殻だった。

すでに俺たちが探していることを見越して、先に場所を移したのだろう。」

「ここって村みたいなところだけど、ひとけのない雰囲気だよな。

住人がいそうな感じが全くしない。

これじゃ助けを求めることが全くできない。

どうすればいいのだろう。」

もぬけの殻とひとけのないはどちらも人がいない状況

もぬけの殻とひとけのないはともに人がいない状況で使っていく言葉です。

だから、意味はかなり似ていると言えるでしょう。

しかし、もぬけの殻は少し前までは人がいたのに今はいないという意味で使い、ひとけのないは人がいてもおかしくないのにいないという意味で使うので、両者は微妙に異なっている部分があると評価できるでしょう。

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