超絶は「他のものと比較すると抜きん出て優れていること」。
「卓越」と言い換えると分かりやすい。
超越は「他のものと比較すると優れていること」。
「水準以上」と言い換えると分かりやすい。
「超絶」は比較対象もないほど特に優れていることを言い、飛び抜けている様子を言います。
「超越」は水準に比較してそれを超えている様子を言います。
「超絶」は飛び抜けていること
「超絶」は飛び抜けたことです。
特に難易度で使われることがあり、音楽でリストの「超絶技巧練習曲」と言うものがあります。
音楽や芸術の世界で使われています。
凡人には及びも付かない難度の高いものと言う意味で「超絶技巧」と言う言葉が使われます。
人間の能力に例えれば「超絶」は「天才」となるのです。
因みに、「秀才」は「超越」した人となるのでしょう。
「超越」は水準を超えていること
「超越」は「超絶」ほどでもないものの、飛びぬけている存在を言います。
「超越した能力の持ち主だ」「これは常識を超越した発明だ」「火星探査機は大気圏を超越して宇宙に飛び出した」「クラシックの名曲は時代を超越しても心に響くものだ」「宇宙船からの地球の姿は我々の見ている地球とは異なる超越した映像だ」などと使います。
はるかに超えていることは「超越」「卓越」「超絶」などと言います。
水準や凡人の能力、技巧、技術などを超えている表現として、「水準以上」「クリア」「超越」などの言葉を使いますが、特段の場合には「超絶」と言う言葉を使います。
もはや凡人の域をはるかに超えたものになり、比較できないほどのものとなります。
特に「超絶技巧」と言う言葉もあり、難曲や難技巧、難技術のことを指します。
「超絶」と「超越」とは
「超絶」は抜群の存在、抜きんでた存在、天才の様な存在を言います。
また、技巧的、難度的にも使い、凡人には及びもつかないことと言う意味になります。
また、「超越」と言う言葉は、「超絶」を含めて常識やある水準を超えていることを言います。
「卓越」「稀有」「不世出」な学者やエンターテイナー、囲碁や将棋の天才棋士などを「凡人をはるかに超越した人」と言います。