「意思」と「意志」の違い・意味と使い方・使い分け

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日常会話においては、「意思」は「本人の意思」とか「意思表示」のように単なる考えや思いの意味に重点を置いた場合に使用されるが、「意志」は「意志貫徹」とか「意志が固い」のように物事を成し遂げるとか積極的な気持ちを表すことに重点を置く場合に使われる。

専門分野の場合は、法律用語では「意思」心理学では「意志」が使われる。

『意思」の意味は単なる思いである

「意思」とは何事かをしようとする行為をいい、法律用語の場合は民法では法律上の効果を発生させようとする意欲をいい「売買の意思」のように使われる。

刑法では自分がしようとする行為に対する認識のことを言い犯意と同じ意味に使われる。

『意志」の意味はあることをしたいという気持ちであり、こころざしのことである

「出馬の意思」のように、ぜひとも選挙に出たいといった積極的な気持ちを表す。

物事をよく考えたうえで、やり方を選択し自ら判断したうえで実行しようとするこころの動きを言う。

またその目的を実現しようとする意欲ともいえる。

「意思」と「意志」の用法

法律用語では「意思能力」、日常会話では「強い意志」のようにつかう。

その人の思いや考えに重点を置き積極的な気持ちを表していない場合は「意思」を用い、物事を成し遂げようとする志を持ち、前向きで積極的な気持ちを含むことを表したいときは「意志」を使うのが適当である。

意思」と「意志」の使い分け

「意志」は主に日常生活で使われることが多く「積極的な気持ち」や「こころざし」を表すことが多いが、法律関係に使用する場合は「意思能力」のように、法律の条文にも使われていることから、「意思」を使うことが正しい。

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