「佐倉市」と「さくら市」の違い・意味と使い方・由来や例文

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佐倉市は「千葉県にある市のこと。」

「昭和合併」と言い換えると分かりやすい。

さくら市は「栃木県にある市のこと」。

「平成大合併」と言い換えると分かりやすい。

市で読みが同じで、且つ、どちらも関東地方と言うことは大変に紛らわしいことです。

命名に至るまでには、それなりの理由があったと思われますが、全く同じ文字を使用する例は全国に多くあります。

「佐倉市」は昭和の合併で誕生

「佐倉市」の誕生は昭和29年です。

昭和28年の町村合併法により佐倉町など近隣の町や村・地区が一緒になり形成されました。

「佐倉」の名前は大変に古くから存在し、平安時代の荘園の佐倉、江戸時代の佐倉藩、佐倉城、廃藩置県での佐倉県など平安の昔から名前はあったようです。

ですから当然のように「佐倉市」は命名がされたということになります。

「さくら市」は平成の合併で誕生

「さくら市」は平成17年に氏家町と喜連川町が合併して誕生しました。

命名発案は小学生と言われています。

周辺には桜の名所が多く有ったことが理由とされています。

例えば勝山城や鬼怒川堤防、また、早乙女の桜並木やお丸山公園などがありました。

古くから桜野と言う地名も存在していたということです。

同じ名前の市が近くにあることは分かっていたと思われます。

名前は「さくら市」より「佐倉市」が古い

「サクラ」と言う名前は「佐倉市」が相当古くから持っていたことになります。

既に平安時代の荘園に「佐倉」が登場しますし、江戸時代は「佐倉藩」が置かれていました。

「さくら市」は平成になり付けられた名前ですから、誕生したばかりと言えます。

古くから桜とのつながりはあったということですが、同音になることは紛らわしくなるのは間違いありません。

「佐倉市」と「さくら市」とは

「佐倉市」は昭和の合併で誕生した市ですが、「佐倉」の名前は大変に古くからありました。

平安から名前があり江戸時代も「佐倉藩」が続き、近年も「佐倉町」として存続していたのです。

当然のように「佐倉市」は誕生したのです。

一方、「さくら市」は平成の大合併で誕生した市ですが、「桜」にちなんだ名前とされています。

図らずも関東地方に同音の市が誕生してしまいました。

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