「主催」と「主宰」の違い・意味と使い方・使い分け

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主催と主宰の意味の違い

劇団を「しゅさい」するのは……主催?主宰?

紛らわしい二つの「しゅさい」には、こんな違いがあります。

  • 主催…主体となってイベントを開くこと(行為)
  • 主宰…上に立ってものごとをまとめる人(人物)

「しゅさい」の使い分けは、指しているのが行為か人かがポイントです。

劇団の場合は、主宰。

次の項からは使い分けの考え方を確認していきましょう。

主催の意味と例文

主催とは「中心になってイベントを開くこと」です。

イベントのことを日本語では「催し物(もよおしもの)」と言いますね。

「催」は人を集めて開かれる行事を指し、かつ期間限定であることが前提となります。

例えば、何月何日から何日までと決めて開かれる大会やお祭りなど。

期間限定のイベントを主体となって開くこと。

その行為自体が「主催」だと覚えましょう。

主催の例文

  • 美術館主催のルネッサンス展が開かれる。

  • 文化祭で女装コンテストを主催することになった。

  • 出版社が主催する新人文芸賞の選考が始まった。

  • 自治会主催の夏祭りは大盛況だった。

イベントの規模上、「主催」は主に組織や機関に対して使われます。

主宰の意味と例文

主宰とは「上に立ってものごとをまとめる人」、つまり責任者のことです。

人物とその立場を指す言葉なので、ものごとの期間は問われません。

  • 期間限定のもの…大会・お祭り・会議など
  • 継続的なもの…劇団・雑誌の刊行など

どちらの場合でも、人の上に立ってまとめる立場であれば「主宰」と呼びます。

「二人以上で行うものごとの責任者」が「主宰」だと考えてください。

主宰の例文

  • 友人が主宰する劇団の公演を観に行く。

  • シニア俳句結社の主宰は自治会長だ。

  • あの文豪が主宰していた同人誌の創刊号が発見された。

  • 今年も◯◯神社の神主が祭祀の主宰をつとめる。

劇団には複数の団員が所属し、それをまとめる団長がいますね。

その団長をつとめる人物(例文では友人)を「主宰」と呼ぶのです。

なお「劇団が主催する公演を観に行く」と書くと、劇団が期間限定で上演する劇を観に行くという意味になります。

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